昨年はコロナで開催されなかったはままつシクロクロス
2021年は大会の規模を縮小しながらも開催。
東海のシクロ界としては1月の愛知牧場から全戦中止だったので久しぶりのシクロとなった。
今回はC1~C3と3つのクラスの中からC2を選択。
正直C1に挑戦しても良かったがいろいろ考えC2にエントリー。3日前に自転車で新潟に行って(400/day)まだ疲労が残ってたのが主な原因。60分走り切れる気がしなかった。
今回初めて車載カメラを搭載。
そのとき何を考えて走っていたかを思い出しやすくなったので振り返ってみる。
タイムロスをした原因やその解決策についても次シーズンに向けて整理する。
車載カメラ映像↓
これが今レースのラップタイム
周回数 | ラップタイム | ラップタイム順位 | 通過順位 |
1 | 4.21.12 | 3 | 3 |
2 | 4.03.98 | 1 | 2 |
3 | 4.12.70 | 4 | 3 |
4 | 4.16.87 | 4 | 4 |
5 | 4.16.84 | 3 | 3 |
6 | 4.08.58 | 1 | 3 |
7 | 3.58.02 | 1 | 2 |
スタートは最後尾から。これはラインを見極めて前の人を抜く練習をしたかったから。今回のスタートは割と成功した部類。定期的に行っていた天竜川の練習でターマックでのグリップ限界が身についてたこともある。本能的に動いたが、最初の90°コーナーで外側にポジションできたのも良かった。出走者は22人いたがこの段階で半分はパスできた。若干のロスはあったが砂地パートを抜け再びターマックに戻って先頭のパックに追いつく。足を休めていたら前2人が逃げる。後ろの知り合いから「あれは逃がすな」と前2人を追ってすぐに追いつく。実際ここでチェックに入らなかったら逃げ切られていた可能性は高い。追いついてからは3人パックで1周回目を終える。
2周目、僕を入れて前4人のパックでペースアップ。ラップタイム順位では1位になるが、2位(1位走行の方)とは3秒ほどの違いでしかなかった。
3週目、砂地ゾーンに入ったときに、乳酸が抜けきらずパワーが出なくなる。先の400kmの疲労の影響だろう。とはいえ簡単に1位を逃がしたくはなかったので頑張って追うが、落車。この領域まで頑張ると力技で処理しようとして頭を使ったライン取りができなくなるので反って遅くなる。ここは反省。この落車で先頭パックから離される。流石にまた先頭に戻れる脚など残っていないのでひとまずペースを落ち着ける。
4,5週目。3週目までのペースだと明らかに最後まで持たないのでL3くらいの強度で走った。正直ここではあまり順位を気にせずコーナーを楽しむ走りをしていた。この周回で1位から8秒ずつ離されている。4週回目で4位に落ちたときは表彰台は無理だと考えて走っていたが、5週目に2位につけていた人が木に引っかかっていたところをパス。ここからメンタルに再び火が入る。
6週目。先の2周分の休憩で心拍や乳酸も落ち着いてきた。また、2位も視野に入ってきたのがメンタルとしてポジティブに動いた。砂地で踏み込みすぎない走りかたが理解できてきたのも大きかったと思う。結果ラップタイム順位は1位だった。
7週目。2位の背中がはっきり見える。砂地をスムーズに抜けて、ついに追いつく。暫く脚を後ろで溜めさせてもらって、一気に踏み込む。このまま最後までスパートを掛けてゴール。最終週にしてファステストタイムを記録。全体で見てもC1のトップの方に次ぐタイム(1秒落ち)だったらしい。最後はかなり踏み込んでいたので参考くらいでしかないけどこれは良い収穫だった。
休憩中も負荷はかかっていたはずなので、脚の状態は最後の2周より最初の2周のほうが優れていたはずだが同等のラップタイムだった。ライン取り、踏み所、逆にサボっても差がでないところを学習してたのだろう。基礎的なライディングスキルは別としてコース特性は試走の段階である程度は把握しておきたい。
今回、1番課題だったところが砂の処理。ケイデンスを上げていけばクリアできると考えていた。だがケイデンスをあげても結局パワーは必要で轍から逸れると詰まってしまう。レース後に聞いた話だがバイクの荷重移動でもクリアできるらしいから練習していきたい。
リザルトを見れば上位4人が別カテゴリなんじゃないかという走り。多分AJOCCレースではC2中位くらいのレベルだったんじゃないかと思う。とはいえ1位の方はC3の方だったので勝たなきゃいけなかったような気がする。疲労はあったとはいえもっと方法もあったので悔しい。
冬の間に定期的に行っていた天竜川CXの練習はコーナーリング速度向上に大きな効果があった。定期的にコースでの練習、パワーの底上げをして来シーズンには昇格したい