高雄のホステルからのスタート。2段ベットが大量に置いてある部屋は昨日のシングルルームと比べるとちょっと居心地が悪いけど野宿じゃないだけありがたい。寝れなかったのは他人のいびきもあるけど、自分の日焼けが布団と擦れてたせいもある。台湾の人がそこそこ暑いのになんで半袖じゃないのか不思議だったが紫外線が凄いからだ。沖縄とかの比じゃない。
ソールが取れた靴は昨日文具屋で買った接着剤をつけて自転車をおもりにして一晩中置いたらくっついてた。でも今度はゴアのチャックが壊れて使い物にならなくなってしまった。
この日は和平記念日って祝日らしく、静かな朝だった。だからか朝食屋さんもあまり開いてない感じだったので、朝食なしで高雄を出る。
高雄の南端にある空港を越えるとこの街ともお別れになる。ここからはいくつかの街を過ぎて海沿いを永遠と走ることになる。
南に向かってひたすら走ると南国風の雰囲気になり、ヤシの木や果樹園があり、道端には結構な頻度で果物を売る出店が出ていた。
補給のため立ち寄ったコンビニの隣にあった果物屋でマンゴースムージーを頼んだ。ここのおじさんがとても積極的な人で、マップをくれたりして親切にしてくれた。あと青パパイヤのおまけももらった。果物というかズッキーニみたいな野菜っぽかった。
このおじさんがいうには車城まで行くと最短ルート+2-3時間は見ないといけないらしい。車城より台東に早く着きたかったので最短ルートで行くことにした。
ここからは峠越え。台湾は中央にまあまあ高い山が連なっていて簡単には東西の移動が出来ない。南方も例外ではなく峠越えをしないと東側にはいけない。とはいえ、標高450mで越えられるのでマイルドではあるが。
坂に入ってから2度目のパンク。原因は多分リム打ち。
そこからちょっと行ったところで昼飯&補給
この辺は台湾原住民が多いエリアなので原住民の食べ物が売られてたりする。ちまきと竹筒飯を食べた。ちまきは粒が小さい米で、竹筒飯はもち米だった。
ここからそこそこ登りピークポイントに到達。サイクリストも沢山いた。
坂を降りていくと大海原が広がっている。西側では海側ギリギリを走る機会はほぼなかったのだが、坂を下ってからは海を見ながら走った。だけど向かい風なので結構辛かったのに、海岸が崖になってるからか道もアップダウンが多かった。
途中、多良駅っていう台湾で1番美しい駅に寄った。雰囲気的には下灘駅みたいな感じかな。でも工事中だったのと鉄道がいつ来るかも分からないので写真だけ撮って先を急ぐ。
ここから30kmほど漕いで台東へ。西側の街と比べると少し寂しさを感じる。それもそのはず、高雄市の人口277万人に対して台東市は10万人しかいないのだから。
宿の人におすすめの飯屋を教えてもらって、米の麺のスープと鬼頭刀魚(シイラ)の揚げ物を食べた。
食後にタピオカ的なやつ(小豆も入ってる)を飲んだ。美味しかったけど普通のタピオカミルクティーのほうが好きかな
おそらくこの日が行程の中で最も暑い日で30℃近くあった。暑熱順化をしていないのもあってかなり体力を持っていかれた。あと台湾の日差しは強烈でインナーウェアを貫通して日焼けした。