たくみのブログ

いろんなものの備忘録

はままつシクロクロス2021~今シーズンの反省~

昨年はコロナで開催されなかったはままつシクロクロス

2021年は大会の規模を縮小しながらも開催。

東海のシクロ界としては1月の愛知牧場から全戦中止だったので久しぶりのシクロとなった。

 

今回はC1~C3と3つのクラスの中からC2を選択。

正直C1に挑戦しても良かったがいろいろ考えC2にエントリー。3日前に自転車で新潟に行って(400/day)まだ疲労が残ってたのが主な原因。60分走り切れる気がしなかった。

 

今回初めて車載カメラを搭載。

そのとき何を考えて走っていたかを思い出しやすくなったので振り返ってみる。

タイムロスをした原因やその解決策についても次シーズンに向けて整理する。

 

車載カメラ映像↓

youtu.be

 

これが今レースのラップタイム

周回数 ラップタイム ラップタイム順位 通過順位
1 4.21.12 3 3
2 4.03.98 1 2
3 4.12.70 4 3
4 4.16.87 4 4
5 4.16.84 3 3
6 4.08.58 1 3
7 3.58.02 1 2

 

スタートは最後尾から。これはラインを見極めて前の人を抜く練習をしたかったから。今回のスタートは割と成功した部類。定期的に行っていた天竜川の練習でターマックでのグリップ限界が身についてたこともある。本能的に動いたが、最初の90°コーナーで外側にポジションできたのも良かった。出走者は22人いたがこの段階で半分はパスできた。若干のロスはあったが砂地パートを抜け再びターマックに戻って先頭のパックに追いつく。足を休めていたら前2人が逃げる。後ろの知り合いから「あれは逃がすな」と前2人を追ってすぐに追いつく。実際ここでチェックに入らなかったら逃げ切られていた可能性は高い。追いついてからは3人パックで1周回目を終える。

 

2周目、僕を入れて前4人のパックでペースアップ。ラップタイム順位では1位になるが、2位(1位走行の方)とは3秒ほどの違いでしかなかった。

 

3週目、砂地ゾーンに入ったときに、乳酸が抜けきらずパワーが出なくなる。先の400kmの疲労の影響だろう。とはいえ簡単に1位を逃がしたくはなかったので頑張って追うが、落車。この領域まで頑張ると力技で処理しようとして頭を使ったライン取りができなくなるので反って遅くなる。ここは反省。この落車で先頭パックから離される。流石にまた先頭に戻れる脚など残っていないのでひとまずペースを落ち着ける。

 

4,5週目。3週目までのペースだと明らかに最後まで持たないのでL3くらいの強度で走った。正直ここではあまり順位を気にせずコーナーを楽しむ走りをしていた。この周回で1位から8秒ずつ離されている。4週回目で4位に落ちたときは表彰台は無理だと考えて走っていたが、5週目に2位につけていた人が木に引っかかっていたところをパス。ここからメンタルに再び火が入る。

 

6週目。先の2周分の休憩で心拍や乳酸も落ち着いてきた。また、2位も視野に入ってきたのがメンタルとしてポジティブに動いた。砂地で踏み込みすぎない走りかたが理解できてきたのも大きかったと思う。結果ラップタイム順位は1位だった。

 

7週目。2位の背中がはっきり見える。砂地をスムーズに抜けて、ついに追いつく。暫く脚を後ろで溜めさせてもらって、一気に踏み込む。このまま最後までスパートを掛けてゴール。最終週にしてファステストタイムを記録。全体で見てもC1のトップの方に次ぐタイム(1秒落ち)だったらしい。最後はかなり踏み込んでいたので参考くらいでしかないけどこれは良い収穫だった。

 

休憩中も負荷はかかっていたはずなので、脚の状態は最後の2周より最初の2周のほうが優れていたはずだが同等のラップタイムだった。ライン取り、踏み所、逆にサボっても差がでないところを学習してたのだろう。基礎的なライディングスキルは別としてコース特性は試走の段階である程度は把握しておきたい。

 

今回、1番課題だったところが砂の処理。ケイデンスを上げていけばクリアできると考えていた。だがケイデンスをあげても結局パワーは必要で轍から逸れると詰まってしまう。レース後に聞いた話だがバイクの荷重移動でもクリアできるらしいから練習していきたい。

 

リザルトを見れば上位4人が別カテゴリなんじゃないかという走り。多分AJOCCレースではC2中位くらいのレベルだったんじゃないかと思う。とはいえ1位の方はC3の方だったので勝たなきゃいけなかったような気がする。疲労はあったとはいえもっと方法もあったので悔しい。

 

冬の間に定期的に行っていた天竜川CXの練習はコーナーリング速度向上に大きな効果があった。定期的にコースでの練習、パワーの底上げをして来シーズンには昇格したい

 

 

 

 

世界で3番目くらいに辛い唐辛子をプランターで栽培した話

春頃、動物でも飼って空き時間を埋めたいと思っていた。ウーパールーパーとか。なんかいたら癒しになるし。

だけどロクに生き物を飼ったこともないしズボラなので育てられるか自分に自信がない。

植物なら水やるだけだしズボラでもできるな?

どうせ育てるなら見た事ないやつでやってみたい思ってネットで探してて出会ったのが

ブートジョロキア

 

辛さを表す「スコヴィル値」という単位があってそれに基づくとブートジョロキアは100万ほど。

唐辛子の王様ポジションのハバネロは10万ほどなので10倍くらいの辛さ。

 

意外と安かったので即ポチ

10日くらいで苗が届いた。まだ辛さの片鱗も見せていない。かわいい。

(6/12)

f:id:taku1041:20201228202929j:image

 

 

ここから愛情を込めて毎日水をあげていく。

正直そこらへんに生えてそうな草との違いがよく分からない。

育て始めて1ヶ月、20cmくらいになって葉っぱが増えた。

本当は畑とかで育てるのがいいみたいだけどそんなものはないので、プランターに移し替えた。

そのままだと倒れそうだったから棒を挿しておいた。

(7/12)

f:id:taku1041:20201228203336j:image

 

季節は本格的な夏になっていく。

朝に水を1Lやり夕方にも1Lやっても土はカラカラ。

2週間にいっぺん肥料を撒いた。

ジョロキア心地いい気温になったのか成長期に入っていく。

 

 

プランターに移し替えてから1ヶ月。なんか蕾っぽいのが出てきた

(8/1)

f:id:taku1041:20201228204625j:image

 

開花した。エキゾチックな感じはするけど唐辛子になりそうな感じはしない花。

なんか自然に受粉しそうな感じがしなかったので綿棒でグリグリ

(8/11)

f:id:taku1041:20201228204745j:image

 

花が枯れて結実したっぽい。ここでようやく“言われれば唐辛子ってくらいの形になった。

(8/20)

f:id:taku1041:20201228204622j:image

 

2週間後くらいに実が大きくなって赤くなりはじめて…

(9/13)

f:id:taku1041:20201231184620j:image

 

その3日後には真っ赤になった!

(9/16)

f:id:taku1041:20201231184811j:image

 

ごくごく普通のアパートの庭のプランターに禍々しい色の実が出来た。

インド原産の植物が日本で無事育ったことにひとまず安心。

 

ただ、問題だったのが沢山花は咲いたのだが、この実以外は結実せず落花してしまうところ。綿棒で花をぐりぐりやっていたんだけどなぁ…

 

 

1つ目の実が赤くなって少ししてからアブラムシが大量につくようになった。

そのアブラムシを食べにアリも沢山来るようになった。

そのおかげなのか次第に結実する実が増えていき…

 

いっぱい実がなった!

(9/27)

f:id:taku1041:20201231185809j:image

 

だけど、ジョロキアの故郷の気温になりそうな季節はだんだんと終わり秋になっていく。

実がついたけどなかなか赤くならない…

どこかで読んだけど、15度を下回ると枯れるらしい。枯れるか熟すか…

 

そんなこんなで約2ヶ月後…

大量の赤い実ができた。枯れる前に間に合ったみたい。

(11/18)

f:id:taku1041:20201231193351j:image

 

家にやってきてから5ヶ月、ニョキニョキと1m近い高さまで育って実を残す植物の成長力すごい

結局25個くらい収穫できた。

 

で、問題なのがこれをどう使っていくか。

いろいろ考えたけど一味にするくらいのアイデア以外思い付かなかった。

 

まずは干さなきゃいけないが、そのまんま干しても乾燥しないので刻んで干すのだが…

どこかの国では催涙ガスの原料として用いられてるので目に入ると失明するレベル。

 

手に果汁がつくとなかなか辛み成分が取れず、うっかり目を擦って失明の恐れがある。

ってことでマスク、ゴム手袋、保護メガネの3点セットで作業を行なっていく。

 

1時間ほど慎重に作業をして出来上がったのがこれ。写真が辛そう。

ちなみに使ったまな板は別の料理で使うと自動的に辛い料理に変わってしまうのでここでお別れ

f:id:taku1041:20201231193746j:image

 

3日ほどベランダで天日干しにしたあと、すり鉢を使ってできたのがこれ。

f:id:taku1041:20201231200255j:image

 

量こそ少ないけど辛すぎる、というか痛い。

「ペロッ、これは…?」とかやったら別の意味で死ねる。

これを調味料とか言い出した人間はぶっ飛んでると思う。

 

でも庭のプランターからこんなヤバいものが作れるって事実がもう面白い。

でもほんと使いどころがない、使い切れる日は来るのだろうか…

2020東海CX#2おおが城山公園

苦い思いをした前戦。

 

taku1041.hatenablog.com

 

自分なりにダメな点(伸びしろ)を分析した。

・スタートダッシュ

・ロングライドに慣れていて高心拍で踏めない。

・タイヤのトレッド選択、及び空気圧の設定

・コーナーの曲がり方

・パワー不足

 

 

ここから2週間、できることは少ないがやれるだけのことをやってみた。

 

・スタートダッシュ天竜川でC1ライダーの方に方法をレクチャーしてもらい、練習。日常の信号スタートでも少し意識してみた。

・高心拍で踏めない→L4,L5領域でのランニングをして高負荷で動けるようにした。

・タイヤ→サンドタイヤではなくノブ(タイヤのイボ)の高いマッドタイヤに変更

・コーナーの曲がり方→「リーン・イン」「リーン・ウィズ」を意識した8の字練習。

・パワー不足→近くの山に行き、2分程度のヒルクライムを踏むことを意識してインターバルをおいて繰り返す練習をした。

 

タイヤはIRCのSERAC CX MUD

SERAC CXにはいくつか種類があってノーマル、SAND,EDGE,MUDとある。

MUDは雨天時や泥のレースで使うタイヤだが、OBでC1ライダーのMさんが「お試しに」ということで1本送ってくれた。

f:id:taku1041:20201124004933j:image

箱には「GET ON THE PODIUM」の文字

これは獲るしかないでしょう

 

ゲン担ぎというかパワーが欲しかったので駆動輪の後輪に装着

フロントには自分で買ってきた同じものを装着。

TLタイヤとのことだったがホイールがTL対応してないのでクリンチャー運用。

リム打ちパンクが怖いので空気圧は1.8Barにセット。

 

 

 

おおが城山公園は岐阜県山県市ってところにあるのだが、浜松からだとめちゃ遠い。7時40分から始まる試走に間に合うためには高速を朝5時に家を出ないといけない。よくよく考えてみたら浜松から東京に高速使っていくのと所要時間はほぼ同じ。

 

「城山」って名前がつくからアップダウンのあるコースかと思ったらほぼ平地のパワーコースっぽい。現地入りしてびっくり。

f:id:taku1041:20201123193532p:plain

 

試走、タイヤが変わったことと、空気圧をちゃんと設定したおかげでなかなか走りやすい。スタート直後にある3つコブの処理や、勢いをつけるところや、コーナーのラインを確認する。

試走で意識するところも1週間前に天竜川でのアドバイスが活きた。

f:id:taku1041:20201124005256j:image

 

9時ごろから他のレースが始まる。

今年からシクロを始めた後輩、あともうちょっとでC3に昇格だった、確実に速くなっているから次戦には昇格しそう。

 

そうこうしているうちに、すぐ自分のレースの時間がやってくる。

スタート順は36人中16番、ギリギリ2列目だった。レーンを選ぶことができなかったので余った一番内側でのスタートとなった。

 

そしてスタート。スタート練習でやった通りにやった。その結果第1コーナーを2位で通過することができた。そのおかげで最初の難関はスムーズに通過。

 

このあと1人ほど抜かれたが焦らずに視界内に収まるくらいで追う。

 

2週目のコブで前方で落車していたので1人パス。

少しついていったところで抜かせそうだったので前に出る。トップに。

 

その後は焦らず自分のペースで走る。

 

そして最後まで独走を続け、1位でゴール。

レース展開としてはこれ以上ないくらい理想的だった。

f:id:taku1041:20201124005208j:image

 

その後、C1のレースを観戦。やっぱり速かった。が、みんな楽しそうに走ってた。

C2も最初だけ見たが、みんなC1に上がろうとする思いからか熱気が凄い。次回からはここでレースができる。もっと頑張らないといけない。

 

 

ラップタイム(5周回0.1+2.1×5)

1.5"39

2.5"25

3.5"34

4.5"28

5.5"26

 

 

C2トップは1周5"15前後で走っている。C1トップは5"10を切るくらいのペース。あと10秒縮めないとC1には上がれない。インターバル練も心肺強化の練習も始めたばかりだからせめてシーズン中はこれを継続していきたい。

 

 

 

次回から使えるようになったTLレディホイール

f:id:taku1041:20201124004734j:image

 

 

 

 

チャリで木曽駒ヶ岳に登った話

9月末と結構前の話で時系列がおかしいけど

そもそもタイトルがミスリードな気がするが全行程含めた360km中340kmくらいは自転車乗ってるんだからあながち間違ってないと思う。他に良いタイトル思いつかなかったし。

 

[目次]

 

駒ヶ岳に行くまで

10月のある週末,どこかに旅行したい。ただ手頃に行けないところ,もしくはもう行ったところだったりするところが多く考えるのが面倒になってきたので,行き先決定ツールを使って旅行先を選定することにした。「ダーツの旅」方式である。

jiyujoho.a.la9.jp

全国の市町村が1クリックすることで出てきてそこに行くだけ,という旅。しかし飛行機を使わないと行けないところは1泊2日だともったいないので,今回は静岡県とその隣県という縛りでダーツを投げる。

その結果選ばれたのが

             「長野県宮田村」  

長野県といえば自治体の数がとにかく多いので〇〇村!って言われてもよくわからない。しかも南北に長いから同じ長野といっても静岡からの距離は大きく違ったりする。宮田村は幸運なことに南のほう,駒ヶ根市の北に位置するらしい。ただ村の面積もそんなに広くなく,特にこれといった特産物もあるわけではない(りんごは有名だけど南信がそもそもりんごで有名)。これは捻り出すしかないなぁと思ったところ,村の西側に木曽駒ヶ岳がある。じゃあ駒ケ岳に登山すれば宮田村観光になるのでは?ということで1泊2日で駒ケ岳に登ってくるというテーマに決まった。

 

豊橋から出ている飯田線に乗っていけば数時間で駒ヶ根という駒ケ岳の麓の駅に着く。ここからバスに乗って駒ケ岳にアクセスするのが一般的なはず。しかしこの飯田線,7月の大雨による土砂崩れで平岡ー大嵐(おおぞれって読む)間で不通になっていた。(現在は復旧済み)

あと,単純に交通費を浮かしたいし,新調した自転車に乗りたかったしというもろもろの理由で自転車で行くことに。

 

 1日目 浜松→駒ヶ根

f:id:taku1041:20201111122113j:image

浜松から駒ヶ根までは170kmほど。

だが長野県に静岡県から行くためには標高1000m級の峠を越えないとたどり着かない。

いくつかルートの候補はあったが考えるのが面倒だったから去年600kmブルべで走った道をそのまま使った。

taku1041.hatenablog.com

 

野峠を越えれば長野県、峠の途中に「六三」といううどん屋さんがいきなり現れる。サイクルラックがあったのでここで昼食にする。湧き水を使っているうどんはとてもおいしかった。店主の方によると開店後数年経っているらしいが、自転車で来た人は4人目だとか。

f:id:taku1041:20201111122037j:image

 

下ってすぐ飯田市だと思ってたけど手前の阿南町とか下条村で結構登る。前回走ったはずの道だが全然記憶にない。多分すごく辛かったのだろう。

 

そんなこんなで、アップダウン区間を終え天竜峡に到着。新しい自転車は良く進むので目的地の駒ヶ根まで早く着きすぎるので天竜峡観光をすることに。

 

ほっつき歩いていると、どうやら桜が咲くととても綺麗らしいが今は季節的に真反対。渓谷として見ると大井川上流とか四国の大歩危とかと比べると見劣りしちゃう感じ。このそびえ立つ岩は高さ70mくらいの一枚岩で竜の化身なんだとか。

f:id:taku1041:20201110012756j:image

 

天竜峡を出てから天竜川沿いを走る。🇫🇷の標識があった。飯田市との姉妹都市がフランスにある縁らしい。標識の反対に広がるブドウ畑からワイン関連だと思ったけど人形劇の街つながりらしいとのこと。

f:id:taku1041:20201111121814j:image

飯田市中心街を越え、広域農道を進む。ここもアップダウンの激しい区間だが周りのりんご畑の景色が新鮮なのであまり辛く感じない。途中でりんごが食べたくなってきたので直売所に寄った。ここの人に無理を言ってバラ売りしてもらった。9月末の時期は「秋映」という品種が旬で甘いのだとか。確かにめちゃくちゃお美味しいりんごだった。浜松に帰ってきてから「秋映」を買って食べたけどあの時ほどの感動はなかったからやっぱり鮮度ってあるのかなって思った。

f:id:taku1041:20201111121817j:image

寄り道して時間を潰したが16時には駒ヶ根に着いた。駒ヶ根ソースカツ丼が有名らしい、中でも「明治亭」が一番有名そうなので行ってみた。ボリュームがあったがそれだけではなく味付けもちょうど良くジューシーでおいしかった。

f:id:taku1041:20201111121936j:image

ついでに駒ヶ根高原を散策した。一応宮田村を目的に来ているので看板の前で写真を撮って証拠にした。「みやだ」村なんだね。この看板を見て初めて知る事実。

f:id:taku1041:20201111121820j:image


銭湯は「こまくさの湯」というところに行った。ゆるキャンでも登場した場所らしい。露天風呂から駒ヶ岳が見えるのがイチオシポイントらしいけどガスっていてよく分からない。お風呂自体はとても良かった。

f:id:taku1041:20201111122906j:image

 

ホテルのある駅前まで戻りこの日は終了。前泊みたいなものなのにとても満喫できた。

 

 2日目 駒ヶ岳登山、駒ヶ根→浜松

…4時00分に起床。

駒ヶ根駅発でロープウェイ乗り場までのバスの始発が5時。

朝5時なのにそこそこ長い列が出来ている。駒ヶ根駅出発の時点でもうバスは一杯。始発を逃すと途端に人権がなくなるのである。ちなみに途中の停留所もバスが満員だとスルーされる。駒ヶ岳登山をするなら駅前に泊まったほうが良い理由である。

f:id:taku1041:20201110234153j:image

ちなみに始発バスを外すとロープウェイでも待たされることになるので登山前に無駄に疲れることとなる。

正直ロープウェイ乗り場まで自転車で行きたかったが自転車を含め一般車両は途中から通行止めになるのでそれは不可能らしい。

麓の駅も標高1600mあるので朝はだいぶ冷え込みが激しい。この日は10度もなかったはず、9月末なのに。

f:id:taku1041:20201110234123j:image

ロープウェイで2612mにある「日本で一番標高の高い駅」の千畳敷駅へ。バスから乗り換えたしらび平駅から7分とかで着く。頂上が2956mと考えると登山的にはかなり外道な気がするがガチ登山しにきた訳ではないのであまり深く考えない。

f:id:taku1041:20201111122235j:image

駅から出るとよく写真で見る千畳敷カールが。大した労力を払っていないのに異世界じみた風景を見ているのが不思議だが、とにかく迫力がすごい。上がガスっているのがちょっと残念。

f:id:taku1041:20201110234040j:image

しかも振り返ってみると雲海が。標高の暴力で現れる雲海とはいえやっぱり綺麗。

f:id:taku1041:20201110234010j:image

千畳敷カールにずっといてもロープウェイのピストン輸送で大勢の人が運ばれてくるので早々に上を目指す。ここから上は登山届が必要、WEBでも提出できる。頂上へ行くには千畳敷カールのふちの急勾配を登っていくしかないらしい。高地なのもあって階段はしんどいが沢山の人が通るので足場はしっかりしているのでコケることはなさそう。そういえば靴は登山靴っぽいSPDシューズで登った。シクロクロスで使われていること考えれば多少の登山なら耐え得るはず。

f:id:taku1041:20201110233938j:image

ひたすら登ると乗越浄土という千畳敷カールのふちの一番上に辿り着く。駅から降りてくる人がまるで〇〇のように見える…

ガスも晴れてきて「これぞ山!」って景色になってくる。

ただ頂上はまだなので先をゆく。

f:id:taku1041:20201110233806j:image

しばらく歩くとキャンプ場が。標高2900mでキャンプしている人がそこそこ沢山いてビックリした。パッと見で大体モンベルのテントだった。モンベルで売っている一見オーバースペックに見える装備もこういうところで生きるのだろうと感じた。むしろこんな過酷な環境で寝れる装備が10万円とかで手に入るモンベルって実は安いんじゃないかとも思えてきた。

f:id:taku1041:20201110233716j:image

キャンプ場を横目にしてさらに登っていく。日差しを遮るものがなくなってきて、強い紫外線をモロに浴びる。サングラスしないと結構しんどいレベル。結局千畳敷カールから1時間半くらい歩いて木曽駒ヶ岳に登頂した。登山しようと思わないと見えない景色がそこには広がっていた。中央アルプスの稜線が日光を浴びてとても美しい。ロープウェイを使っているからか、努力に対する景色の素晴らしさが大きすぎる。これは沢山の人が登山好きなるわ…壮大な景色すぎて笑いが込み上げてきた。

f:id:taku1041:20201110233857j:image

f:id:taku1041:20201111112243j:image

 

頂上は5℃、よく山の上でやる「ポテチ膨らみました〜」をやって見たかったので景色を堪能した後それをやってさっさ下山する。

ポテチの味は標高で変化なかった、強いていうなら冷たすぎて美味しくなかったくらい。

f:id:taku1041:20201111122301j:image

降りてくると行きに見たよりも綺麗な千畳敷カールが。夏が終わって微妙に染まっているのが良い。写真を見返すと本当に自分が撮った写真だっただろうかって疑うくらい、いい感じに撮れている。

f:id:taku1041:20201111111328j:image

 

千畳敷駅には売店とレストランとホテルがくっついている。このレストランにくっついているカフェでここの標高に因んだコーヒー、「2612コーヒー」を飲む。寒いところで飲むコーヒーは格別に美味しかった。このコーヒーよくよく考えると紙コップ一杯分で480円したが、そういうことを考えてはいけない。日本一標高の高いカフェで中央アルプスの雪解け水を使ったコーヒーなんだもん。

f:id:taku1041:20201111111614j:image

 

少し休憩を取ってからまたロープウェイとバスを乗り継いで下界に戻る。駒ヶ根に着くと時刻は午前11時過ぎ、物凄く濃い時間を過ごしたからか、1日が終わった感覚があったが、ここから170km自転車を漕いで浜松に帰らなくてはならない。

帰りは行きと同じ道だと面白くないので治部坂峠を越えるR153のルートを選択。峠の前のアップダウンはないけど、どこまで続くか分からない長い登りが辛い。登山で脚が疲労してさらに辛い。

f:id:taku1041:20201111120629j:image

 

治部坂峠越えたら愛知に入ってずっと下り。そう思っていたけど違うってことを覚えておきたい。一回平谷村に下るが、根羽村に入るともう一回登り。400mくらい登って愛知県豊根村にやっと入れる。豊根村に入ってちょっとしたらやっと下れる。

しばらく走るとR151と合流できるのでそこからは行きと同じルート。

結構苦労したし辛かったけど、観光をしなかったせいか帰りは7時間くらいで着いた。

カーボンバイクでの長距離は初めてだったけど、やっぱり速い。改めてカーボンバイクの威力を感じた。

 

 

これで濃い2日間の弾丸登山が終わった。

宮田村の中心街に行ってないから宮田村のことが分かったわけじゃないけど南信が好きになった。行きにくいから気合が必要だけど。

千畳敷カールは四季によってそれぞれの景色が見られるという。冬は流石に気軽にいけないけど春とか夏とかの景色は見てみたい。

 

 

締めのラーメン↓

f:id:taku1041:20201111121528j:image

 

 

 

 

 

 

2020 静岡600

今年度最後のブルベ、本来ならこれでSR獲得できるところだったんだけど先日の400ブルベでFDのハンガーが折れるという修復不能なトラブルによりDNFしたので獲得はどのみち無理。静岡の600ブルベは毎回とても楽しいコースを組んでくれるのでダメだったら諦めようくらいの軽いテンションで挑む。

先の400ブルベで敗戦したその日に組んだ新しいバイクでの初ブルベとなる。一般的にはカーボンの方がアルミよりも長距離は楽だというがどんなものか確かめたい。

前日は浜松から島田まで漕いで行ってホテルに前泊。Gotoキャンペーンで安くなってたからこその選択肢。様様です。

 

[目次]

 

  1. start~pc1(72.2)

    ほぼ6時ジャストに島田駅スタート。
    f:id:taku1041:20201110004113j:image
    焼津からR150に入って大崩を超える。序盤も序盤なのでゆっくり上った。静岡市に入ってからのいちご畑沿いは若干の向かい風。
    興津から新東名の新清水IC手前までR52を走る。ここはなかなかの登り区間
    IC手前で富士宮方向の県道を走り、PC1に到着。ただの小学校、時計共に。時刻は9時ちょうど。
    f:id:taku1041:20201110004138j:image
  2. pc1~通過チェック(218.9)

    フレッシュの時に来た懐かしいコンビニで補給。ここのコンビニにはウイダー売ってません。覚えておこう。
    f:id:taku1041:20201110004153j:image
    富士山を眺めながら富士サファリパークのところで標高900mまで上昇。途中速い集団とすれ違った。多分地元のJプロチーム「レバンテ富士」っぽい。山を下り、R246と交差。

    地域クーポンを使うために五味八珍で昼食。なぜか東部に来たのに浜松餃子。若干油っぽくて胃もたれしそうなメニューを頼んでしまうのが俺っぽい。
    f:id:taku1041:20201110004209j:image

    少し南下すると三島、さらに南下すると修善寺。そこまで平坦。
    そこから天城越え、道の駅「天城越え」までも登るがそこから先もまだ登り、標高550mまで上昇。途中道沿いにワサビ畑があり、杉並木が続く道の様子が旧街道の感じがしていい感じ。
    天城のトンネルを過ぎると下り坂、なかなか見ない720°のループ橋がある。そこの近くに河津の七滝があったが西伊豆がどれだけ時間がかかるか分からないのでパス、またの機会に。
    下りきると海側に出て下田市中心に。ここら辺からアップダウンの多い海岸線の道が続く。伊豆最南端である石廊崎まで登り、下った途中に通過チェックポイントの「あいあい岬」がある。

    ついたのは15時30分。スタート時の予想到着時刻は16時だったからちょっと早く着きすぎた。前の週の24日開催分では風が強く多くの人の心をここら辺でへし折りにいったらしい。
    f:id:taku1041:20201110004331j:image
  3. 通過チェック~pc2(433.2)

    ここのポイントから公式ページから出ている後半部分のルートURLが削除されている。キューシートがあるから問題はないけど少し不安になる。通過チェックポイントから100kmは西伊豆の海岸線を西陽を浴びながら走る。200kmから300kmまでの100kmで獲得標高が2000mにもなるかなりハードなアップダウンが続く。
    f:id:taku1041:20201110004402j:image
    土肥までR136を走るが大きな町が特にない上コンビニも街灯も少ない。地図をパッと見ると海岸線を走っているように見えるが微妙に内陸を通っているので景色は割と森っぽい。後で知ったが土肥から清水までフェリーが出ているみたい。
    土肥から沼津までの45kmは国道を離れてK17を走る。2車線道路なのはいいが、車通りが少なく真っ暗、同じような道が続く。遠くに沼津市街の灯が見えるが走っても大きくなる気配がしないので精神的に来るものがある。しかもサイコンに表示される距離に対する獲得標高が怖い。
    f:id:taku1041:20201110004420j:image
    途中、戸田漁港の前にある商店で休憩した。そこの店主の方からあともうちょっと(400mUP)で平坦になるといわれたので、気を持ち直して漕ぐ。
    沼津についたのは午後10時頃だった。富士市吉原にある快活(343km地点)に10時30分に到着、仮眠をとる。1時に起床、1時半にすき家で牛丼大盛を食べ出発。食べるのがとてもしんどかった。静岡の安部川までR1とR150の平坦な道を通る。風は若干の向かい風。
    安部川を超えたら川沿いに北上。R362に合流、川根本町を目指して登り区間に入る。2車線のところもあるが、勾配の厳しい「酷道区間に入ると1車線のつづら折りの連続した道に入る。
    峠の名前はないみたいだけど「蛇塚」地区を通るのでそこの坂は「蛇塚」で通っているらしい。12%,13%の勾配標識が連続する中15%の表示もあって精神が試される。「蛇塚」地区を越えると川根本町に入り少し下るがまた登る。120mUPくらいだが終わったと思ったところでこの登りはかなり応えた。登ってたら陽が出て朝になっていた。
    f:id:taku1041:20201110004441j:image

    「洗沢」地区を越えると下り区間。この日の気温は5℃(6時)、シューズの中の足がかじかんでパワーが出せない。川根側の道も細いのでダウンヒルには細心の注意を払う。交通量が少ないのは救いだが、イノシシやシカ、サルなどの動物に当たりそうな恐怖がある。
    坂を下りきり標高300mのところにpc2の千頭駅のある町にたどり着く。標高が下がっても気温5℃。アイウェアをしていたが、低温でのダウンヒルによって左目の視界が白くなる症状に。10月末の静岡では想像できない寒さに体が震えながらPC2の千頭駅に到着。6時30分であった。
    f:id:taku1041:20201110004541j:image
  4. pc2~pc3(523.1)

    あまりの寒さに駅でココアを買い、1時間ほどの休憩。駅のベンチでずっと震えていた。そこから7km先のコンビニへ向かい朝食。
    そこから少し下ると島田に行くR473と別れ川根から浜松に向かう登り区間に入る。今回のルートでは最後の大きな登り。「蛇塚」と比べるとマイルドだが、同じような酷道具合の上、寒さと脚の疲労で同じくらい辛く感じる。

    坂の途中で一般歩行お爺さんが。無言で抜かしていくとそのとき一言「サル」と呟く。まわりには自分とお爺さん二人しかいないので間違いなく僕に向けられたものだが、不意を突かれて「えっ」って声しか出なかった。頭上には15匹くらいのサルの群れがいた。キーキー鳴いてた。

    その後も時折サルらしき鳴き声を聞きながら何もない森を登る。途中でR362からK263に入る、こっちのほうがR362をそのまま行くよりも若干近道らしい。標高500mを越えたところで下り、浜松市に入る。住んでいるところとはカテゴリー違いの浜松だが伊豆最南端から漕いで浜松まで帰ってきたことを考えると感慨深い。
    f:id:taku1041:20201110004615j:image

    こちらの道も林道と同じ程度の道で路面状況も悪い。下りきるとR362に再び合流。もう平坦だけだと思ったら二俣のR152の合流まで意外と登る。R152からpc3までは田園地帯の平坦な県道、市道を走る。11時、pc3に到着。
  5. pc3~pc4(566.3)

    pc3で気温が24℃まで上昇したのでウォームウェアを脱ぐ。ここからpc3まではR150で御前崎まで行く道。何度も通っている道で平坦な上、疲労も相まって睡魔がやってくる。時間的には余裕なのと天気が良くてポカポカしていたので、いつも気になっていた古墳みたいな公園のベンチで30分ほど仮眠。
    f:id:taku1041:20201110004837p:image
    道中、若干の向かい風だった。何度来たか分からない御前崎でなんとなく記念撮影をしてから14時にPC4到着。沿岸に帆船みたいなのがいたがちょっと遠かったのであんまり良く見えなかった。
    f:id:taku1041:20201110004922j:image

  6. pc4~goal(603.8)

    pc4で昼ご飯を食べる。目の前に海鮮丼が食べられるスポットがあるが気分じゃなかったのでコンビニ弁当(麻婆丼
    大井川まで走って大井川沿いを走るルート。特にここも登りはないので特筆する事項もなし。
    昼寝していたりしたが、なんとなく34時間は切りたかったのでそれなりのペースで漕ぐ。
    ゴール。15時40分。
    f:id:taku1041:20201110004940j:image

    走ってみた感じはだいたいこんな感じ。普通にしんどかったけど達成感がある。
    f:id:taku1041:20201110003319j:image

 

 

P.S.

島田から自走で浜松まで帰ろうとしたけど脚とか気持ちが売り切れてたので輪行で帰った。

リザルト見ると試走された方以外だと1番時計だったらしい。

カーボンで長距離を走った感覚としては、400以上の距離でアルミより脚のだるさが少ないような気がする。登りは変わってるのか分からなかった。斜度ありすぎて違い云々が分からない。あとは何も考えずに流している巡行スピードがちょっと速い気がする。エアロ効果もちょっとはあるだろうけど。

こんな時期なのに延期して、県内完結用にルート変更までしてブルベを開催してくださった運営さんには感謝です。

 

帰りの締めラーメン↓

f:id:taku1041:20201110005122j:image

 

2020東海CX#1平田リバーサイド

2019シーズンは2戦だけスポット参戦をしたシクロクロス

今年の3月に新しい自転車を迎えたので本格的にシクロクロスを始めたいところ。

そんな感じで結構張り切っているので今年は第1戦からエントリー。

 

48人中22番手スタート。前回が50人中50番手スタートだったことを考えれば良いスタート位置

 

当日、朝4時起きで会場に向かう。会場は岐阜県海津市、愛知を飛び越えて岐阜。長良川の河川敷にある芝生の広場を使って行われる。

 

朝イチで始まる試走では前日の雨のせいで地面が緩いコンディション。

 

f:id:taku1041:20201109225326j:image

 

試走でこのドロドロっぷり。

f:id:taku1041:20201109230239j:image

 

 

C3スタートは11時50分。下位カテゴリーが出走するにつれて気温も高まってコンディションも変わってくる。

スタート時までには芝生ゾーンはかなり乾いている感じだった。

 

スタート位置は3列目。コーナーで内側だと詰まることから外側を選択。

そしてスタート。だが、前の選手の加速が遅すぎる。そうそうに諦めて外側にレーンチェンジしたがその人もめちゃ遅い。スタートで詰まって結局15人くらい抜かれた。

1コーナーが終わって前方を見るとトップとかなり差が空いている。トップ争いをするのはもうほぼ不可能だった。

 

あとはペースを保ちながら一人一人攻略していくしかないが、思ったように出力が出ない。なんでかは結局今も分からないけど、多分実力不足なのかなぁ。

普段だと2周目とか3周目でくる心拍のしんどいゾーンが1周目の中盤くらいできた。これもなんでなのだろうか…ただ舗装路とか硬い路面では他の人より進んでた印象。

 

結局同じくらいのペースの人と抜きつ抜かれつをやって最終的には23位でのゴール。あれ、スタート順位より落ちてるんだけど…

 

ラップは全4周回で

1. 7:37.3

2. 6:33.8

3. 6.27.1

4. 6:13.6

1周目はスタート分が含まれる。

 

このラップタイムを見ると周回を追うごとにラップタイムが良くなっている。原因としては、

・人との間隔が開いていった

・コース慣れ

とかなんだと思う。コース慣れの部分はテクニックの未熟さが大半を占めているはず。ただ体力不足というわけではないような…

C3トップの方は6分を切るペースで周回していたのであと30秒くらいは早くならないといけない。

ちなみにC1トップの方は、5分30秒くらいで周回していた。C2だと5分45秒くらい。

C1はパワーはもちろんのことコーナーの幅目一杯を使ってクリアしていくから減速が少ない。そういうスマートな走りをする大切さを学んだ。

 

腕時計なので正確ではないが心拍も180にすら届いていない。先週の600kmブルベの影響なのかな。

レース後の写真を見ると他の人はイボが大きいブロックタイヤを装着しているのに対して自分のは目の細かいサンドタイヤ。ここら辺も少しは違ってくるのかな。

 

 

とまぁ、色々課題はあって結局自分の弱さがどこにあるのかよく分からないので、また次戦で改善できるところは改善して繋げていきたいところ。

ある意味伸び代なので今後が楽しみなのもまた期待。

1月の極楽寺CXから10ヶ月くらいずーっと舗装路しか乗ってこなかったけどグラベル楽しい。昇格も目標ではあるけどそればっかりじゃなくて、グラベルを走る楽しさ、会場の雰囲気を満喫することを忘れないようにしながらやっていかなきゃなって思うところ。

f:id:taku1041:20201109232528j:image

 

 

 

ワサビ栽培発祥の地、有東木へ

ことの始まりは某早押しクイズのゲームから。

「島根の匹見、静岡の有東木、長野の安曇野が有名で「山葵」と漢字で書く作物はなんでしょう」

答えはワサビなのだが、悲しいことに答えは分からなかったし、静岡の地名に関しては読めすらしない。

 

そもそも、ワサビってどんなところで栽培されてるのかもよく分からない。というか、ワサビって栽培されるものなのかすら知らなかった。せっかく同じ静岡県なんだから一回は行ってみたいと思ったところから今回の話に繋がる。

 

有東木(ゆとうぎ)は静岡市を流れる安倍川を約30kmほど上がったところから沢を登っていったところにある集落だ。山を越えれば山梨県へ行ける、そんな場所である。浜松からは片道110km、往復にすると220km。一日使えば行けるギリギリの位置。

 

有東木には農産物加工販売所である「うつろぎ」というお店があり、地元のワサビを使った料理を食べることが出来る。

 

そこでお昼ご飯を食べるのを目標にして浜松からいつものように自転車で向かう。約80km漕いで静岡市へ。静岡駅に行く時には渡ってしまう安倍川を遡上していく。市街地から10kmも走るとこんな感じの風景に。

f:id:taku1041:20200411230737j:image

 

この道は静岡市街から梅ヶ島温泉までを結び、梅ヶ島街道と呼ばれている。トレーニングにする人も多いのか沢山のロードバイクとすれ違う。車線拡張工事も行われているが、ところどころこんな感じの1.5車線道路だったりする。あんまり気にならないくらいだが全体的に登り基調。

f:id:taku1041:20200411231210j:image

 

そして、分岐点、うつろぎの看板が目印。本線と比較して序盤からまぁまぁ厳しい斜度の坂が出迎える。ここが有東木に行く唯一の道である。そう考えてみれば、この集落の人達にとってもワサビを欲する人達にとってもこの道は生命線。どことなく道幅は広いし舗装は綺麗に感じる。

f:id:taku1041:20200411231530j:image

 

この有東木、実はワサビ栽培の発祥の地で、その歴史は江戸時代からと結構長い。有東木からまた高いところで自生しているワサビを持ってきて栽培したことが始まりだとか。現在でも静岡県はワサビ栽培の全国トップレベルの生産量で、この地域は県内にいくつかある産地の一角らしい。

 

少し登っていくとワサビ沢が見える。手前に生い茂っている植物がワサビ。棚田みたいに段構造になっている。ワサビだけではなく茶畑もあった。

f:id:taku1041:20200412065543j:image

 

平均斜度10%の坂を登っていくといきなり視界が開けて、上の方に建物が見えてくる。こんなところに集落があって人が住んでいることに驚くレベルの秘境感。途中、つづら折りがいくつかあるが下から見るといくつあるか分からないくらいあるから割と心が折れそうになる。江戸時代にここから徒歩でワサビを街まで運んでいたとすると昔の人は本当に凄いなと感じる。自分だったらワサビを諦めそう。

f:id:taku1041:20200412070441j:image

 

そして、今回の目的地「うつろぎ」に到着。ちゃんとサイクルラックも置いてあるし割とチャリで来る人も多いのだろう。ここの標高は522m、そこらの適当な山の山頂よりは高い場所にあるせいかちょっと寒い。110kmも漕いで来たので営業中の横にある「遠くから来てくれてありがとう」の看板が染みる。

f:id:taku1041:20200412071354j:image

 

中ではワサビ本体やそれを加工した食品がお土産用に売っている。もちろん、料理もある。せっかくここまで来たので一番高い「うつろぎ定食」(1400円)を頼んだ。蕎麦やご飯をおろしワサビと合わせて食べられる。いつもは脇役のワサビが主役になっているので、心なしかワサビが美味しく感じる。蕎麦は手打ちっぽかった。

f:id:taku1041:20200412071940j:image

 

天ぷらはワサビの葉やピーマン、椎茸、かき揚げなどがあった。ワサビの天ぷらは初体験だが臭みもなく美味しかった。

f:id:taku1041:20200412072219j:image

 

ワサビグルメを堪能したあともうちょっと登ると「山葵栽培発祥の地」の記念碑がある。この道を登ると葵高原という標高900mくらいのところに辿りつくがキリがないので今日はここまでで折り返し。こんな感じでワサビが栽培されてることが知れて良かった。

f:id:taku1041:20200412073002j:image

 

 

 

〜おまけ〜

道中、真っすぐ有東木まで行くのも退屈だったので寄り道をした。

 

①宇津谷峠

国道1号線で藤枝ー静岡間を隔てる峠。現在は2車線のトンネルが2本、上下線用として使用されている。しかしトンネルは他にもあって、大正に作られた「大正トンネル」、明治に作られた「明治トンネル」はもっと山の上にある。

 

大正トンネルは県道に格下げされて今も使用されている。高さ制限があるので大型トラックは通れないが、片側1車線ある立派なトンネルだ。高さ制限のバーはぶつかった跡が残ってる。

f:id:taku1041:20200412074304j:image

 

大正トンネルからさらに高いところにあるのが明治トンネル。こっちのトンネルは公園になっていて、歩行者と自転車しか通ることができない。重厚なレンガ作りでツタが味を出している。

f:id:taku1041:20200412074504j:image

 

そのわりには路面も整備されているし電灯程よくついていて綺麗なトンネルである。今はひっそりとしているが、昔はここを東海道として多くの人が往来していたと思うとこのトンネルの凄みが増してくる気がした。

f:id:taku1041:20200412074720j:image

 

現在の1号線で使われているトンネルのうち上り線を「昭和トンネル」といい、下り線を「平成トンネル」というらしく明治から平成まで各時代でトンネルを掘っていることになる。「令和トンネル」も掘って欲しいところである。

 

 

②中平の吊り橋

安倍川沿いを走る梅ヶ島街道から中平地区方面への脇道に入っていったところにある吊り橋。入口には看板が立っている。看板によると1人しか渡れないとのこと。実際に渡ってみると柵は低いし、自分の体重で橋全体が大きく揺れるのでそこら辺のアトラクションより怖い。全長は137mらしいがそれ以上に反対側までが遠く感じる。

f:id:taku1041:20200412075911j:image