6:30に起きて準備して、松山駅前にある環島(台湾一周スタート地点)へ。
土曜日だからかライドイベントで沢山の人と自転車が置いてあった。邪魔にならないようにサッと写真を撮って出発。7:30くらい。
まずは台北を抜けなきゃいけないのだが、信号が多すぎてなかなか進まない。あと原付の勢いがだいぶ良いのも日本と比べると数が10倍くらいいるので怖い。
途中どっかで朝飯を食べたかった。朝食屋があるらしいけど、言語的なハードルを感じてコンビニへ、折角なのでサンドイッチはあまり日本で見ない鶏肉っぽいやつを買った。いなりはサンドイッチが口に合わなかった時の保険。結果結構美味しかったので一安心、なんか辛かったけど。
環島のルート上には看板があってその看板通りに進めば台湾一周できるのだが、その看板の設置頻度が思ってたより少なく、入り組んでいる台北市街ではめちゃくちゃ迷った。
軽めの峠を一個越えてお隣の桃園市へ。昨日来た空港があるところ。MRT(地下鉄)だと40分掛からないくらいで台北まで着いたけど50kmくらいあるらしい。昨日空港から台北まで自走しなくて良かった。
大渓の古い街並みと橋(このクオリティで歩行者専用橋)
とまぁサクッと一通り見て出発。ここも出店が多かったが、なにも食べず後にした。
途中のコンビニで、お昼ご飯&補給をする。流石に食の開拓をしていかなきゃ行けないと思い。よく分からない丼ものを買った。鶏肉といろいろ入ったご飯って感じ、ちょっと脂味があった。グレープみたいなのはまんまグレープジュースだった。
そこそこな峠というか丘を越えて新竹市へ。半導体の街ということで結構栄えてた。
せっかくなので今話題のTSMCに行ってみた。
もちろんTSMCも大きいのだけど、他の半導体産業の会社(MediaTekとか)もここら辺に集中してた。こういう工業団地みたいなのは丘にありがちらしい(後述)
ちょっと坂を降りたら、清華大学があった。幅広い半導体の学問が学べそう(小並感)。名前は聞いたことあるなと思ってたら台湾No.2の大学だとか
新竹市を後にしてずっと南下。台中へ。
台湾には快速道路(Express Way)がある。多分高速道路だと思う。で、一部区間には原付と自転車の専用走行レーンがある。
しかもこの日は信号待ちで体がよろけそうになるくらいの追い風。30-40kmくらいはあまり体力を使わずに結構なペースで進めた。
「このまま行けば余裕を持って台中に到着出来る…!」と思ったのも束の間。パンクである。調べたら2cmくらいの針がタイヤに刺さってた。原因特定と修理に30分くらい時間がかかり、マージンがなくなる。
途中、通りかかったサイクリストが声を掛けてくれた。これに限った話ではないのだけど、見てくれはアジア人なので最初はガンガン中国語で話しかけられる。この方も例に漏れずそうだったのだが、「I'm Japanese」と言うと「大丈夫?」と言ってくれた。ここに来てから初めて日本語のコミュニケーションでとても安心&感動だった。
せっかく台湾に来たのでGiantの本社に寄ってみる。工業団地の一角にあるのだが、さっきのTSMCと同様に丘にある。しかもこっちは標高250mくらいの。なんやかんやで脚が終わってるのでここの登りはかなり来た。
隣に博物館があって余裕があれば見たかったけど17:00閉館だったので間に合わず(台北から190kmあってこの閉館時間はキツい)。
そしてお向かいには…ここにもTSMC。なんか「台湾」って感じの場所だった。ちなみに手前のレーンが原付と自転車の専用レーン。
すぐ近くのGiantショップでチューブを買ったのだが、2つで630元(多分3000円くらい)。昨日台北で買ったチューブが150元だったことを考えるとちょっと高め。
ここから台中中心部までは10kmちょっと。丘を下って橋を渡るとビル群が見える。200kmの道のりで初めて見るビル群にちょっと感動。
あとはゴチャゴチャした街中を走って宿へ。ここは台湾で最も運転が荒いみたいで、距離感がまず近い。途中事故現場も見かけて、やっぱり事故の頻度が高そうな気がして気を付けなきゃと思った。
宿に着いてから待ちに待った晩飯。あまりにもお腹が空いてたので地図にあったいい感じの台湾料理の店に入った。3品で220ドル。高いのか安いのか分からんけど美味しかった。お腹空きすぎてセットが揃うまで待ってる余裕が無かったので
台北もゴチャゴチャしてるけど台中の方がアジア感強めな気がした。台北の方が綺麗な感じ。
今日は追い風があったからどうにかなったけど明日以降どうなるかが不安しかない。