今年度では初のブルベ。
去年は全距離別の制覇(SR)が出来なかったので今年は達成したいところ。
いちご200は去年も走った。
そのときは日本平を登るコースだったが今年は三保の先端に行ってくるコース。
もともと静岡では勾配の少ないコースだが、今年はさらに平坦になった感じ。
去年度後半からコロナ禍ということもあって、N2BRMという方式が取られている。
人との接触を避けるため、規模の縮小、日程の分散、スタートゴールを含めたPCの無人化がされている。
こういう工夫をして開催してくれている団体には感謝しなきゃなと思うところ。
参加者にとって一番大きいのは日程を選択できるようになったところ。あらかじめ決められた3日の中から1日選べる。
天気が悪いから…という理由で日程変更ができれば完走確率も大幅に変わる。
本来の開催日1/9は寒波でやめて、1/16は予定があった。
1/23が選択できる最後の日程だったから何があろうとこの日に出走しないといけない。
1/9に延期を決めた時点で天気予報は出ていなかったが嫌な予感はしていた。
(1/23は雨でも走ることになるのかぁ…)
出走1週間前に週間天気を見ると雨マーク、毎日チェックしていても雨マーク。
木曜日に曇り予報に変わって晴れ男なんじゃないかと舞い上がってたら金曜日には雨予報に変わり…
でも降って1mm程度の雨だった。まぁこれならまだって思うじゃん。
当日はこんな天気↓
出走時間は6:30,7:30,8:30で選べたが、日程と違って後から変更はできない。
去年9時間ちょうどかそこらで完走していたから8:30でも夜になる前には着くと思って8:30スタートに。
今思えば6:30スタートにしておけば雨から少しは逃げられたかもしれない。
ただ8:30スタートにすれば日の出を見に行くレベルの早起きをせずには済む。
この恩恵を生かして自宅で起床して輪行してスタート地点の最寄り駅、金谷駅まで輪行した。
今までのブルベは「コンビニのレシートを集めるサイクリング」だった。
だけど今は「時計の写真を撮り集めるサイクリング」になっている。
ということでスタートにあるのも時計のみ。
スタッフの方がわざわざ雨の中スタートの見守りに来てくれていたので挨拶をして時計の写真をとってスタートする。
スタートからPC1の袋井までの40kmは何度も走ったことある道。しかもまだ雨はそこまで強くない。1時間30分で着いた。
ここから90kmは三保までひたすら東へ。
普段晴れていれば、西高東低である冬型の気圧配置の影響で猛烈な西風が吹く。
しかしこの日は雨。雨が降ると気圧配置が変わって風向きが逆になる。
晴れの日ほど風は強くないのが一般的なのは救いだけど。一般的には。
しぞーか人は風で天気が読めるのです。他の地方は知らんけど。
袋井駅から次第に雨足が強まっていく、あれ、1mmの天気予報は?風も普通に強いのだが。
PC1から20km走って1回目の休憩。先行で走られている方と会った。
この方も寒波と予定でこの日になったらしい。
誰も好きでこんな日に自転車なんか漕がないよなってちょっと安心した。
スタートから80kmほどで海岸線へ出る。
ここから三保までの50kmは地獄だった。
無風平坦なら35km/h出るパワーで踏んでもせいぜい20kmしか出ない。
防水機能の乏しいシューズカバーから毛細管現象で靴下とタイツがびしょびしょに。
日本縦断での初日、宮崎で台風の暴風域の中夜通し自転車で走った記憶が蘇る。
雨具を着て走ると普段のピチッとしている服装に比べてめちゃくちゃ風を受ける。
ガチムチ系の人なら大したことないのだろうけど、自分みたいな軽量ライダーには辛いものがある。
雨にキレてても、萎えててもどうしようもないから脳を空っぽにして走る。
焼津で海鮮丼を食べれるところで2回目の補給(昼飯)
漁港の目の前という立地もあって美味しかった。
そしてそこらへんに落ちてた野生のテトラポッドを横目にして三保へ向かう。
焼津を抜け、大崩という富士山眺望スポット(この日は見えるわけもなく)をこえて静岡市へ。
海際を走る道路はいちご畑が並んでいることから「いちご街道」なんて呼ばれていてこのブルベの名前にもなっているが、向かい風に煽られまくって苺とかどうでも良くなってくる。
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ここから書く気を失って1年間下書きBOXに放置されてたので、残っている端的な記憶と下書きに書いてあったメモをもとに
どうにかこうにかして三保の松原にある灯台に着いて、灯台の写真を撮る。
帰りは追い風に乗って再び大崩を越え、静波まで戻ってきてゴールまで20kmの地点にある最終PCに着く。
このとき、寒いのと雨で左手に力が入らなくなってフロントの変速が両手じゃないとできない状態になってたらしい。
最終PCからゴールまでは標高200mくらいの牧之原台地を登って降りるだけなのだが、途中の道が濃霧で視程が10mくらい
道見えなくてメンタル削られた記憶。
どうにかゴールしたものの、そこにあるのは時計だけ。
そして帰宅するのだが、びしょ濡れの体で輪行して帰るわけにもいかず自走で帰ったらしい。
金谷峠でまたさっきと同じような濃霧の中走らされた。
途中で食べた牛すき鍋がとても体に染みた。
雨の中のブルベはやっぱり苦手。というか楽しくない。