たくみのブログ

いろんなものの備忘録

2022 東海CX 東郷ケッターパーク

前戦のおおが城山公園の借り物レーシングから2週間。

 

こんなに時間があったので「まだ組めてません、チャリ貸してください」とは口が裂けても言えないので、あーだこーだWEBセットアップマニュアルに文句を垂れつつブレーキに油圧ホースを取り付ける。初めての作業だったので何度かやり直しして時間は掛かったけどどうにか完成。それでもSRAMのブレーキユニットよりは組みやすかった。注射器1本で済むのがとても良い。日本語でマニュアル書かれてるって大事だなと思った。

 

 

ちょっと試したところ同じ自転車なのに前の状態より体感3倍くらいブレーキが効いて感動。ついでに隣人の家に転がってたハンドルに交換して林道ゆるふわからレーシーなジオメトリに改善したということで見違えるほど楽しい自転車に大変身した。

 

 

自転車が出来上がったらうれしくなって直ぐにでも乗りたくなったので前日試走に行ってみた。コースはしっかりブレーキが効かないと周回することすら危ういレイアウトだったけど、ちゃんとブレーキが利くのでとても楽しいコースだった。

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初開催のこのコースは他会場と比べるとかなりテクニカルでパワーの要求度は低め(ないとは言ってない)。うまくラインを決めてコースをうまく使えば速く走れるってのが楽しかった。ずーっと周りと比べてパワー不足が課題な自分にとってはまだ戦えそうなコースだなという印象。

 

 

出走は5/40、前回のおおが城山のリザルトのおかげか、フロントローは確実の位置。しかしながらこの順位でゴールまで行けるとは思っていないので15位以内を目標にした。

 

 

正直ここまでのスタートを振り返るとジャンプアップを決めているレースが多いのできっとスタートでリードは取れるだろうと思い、そこから林道でマイペースで走る戦法でいく計画だった。

 

そしてレーススタート、うまくスタートが決まり、ホールショットも獲得、1周目序盤までリードする。一瞬だったけどC2でトップを走ってるのは初だと思う。1周目は前の子についていくがこのペースで走ってたらとても40分持つとは思えなかったので少しペースダウンをして周回を刻むことにした。

 

それでも後ろはそこそこ離れていて、「このままいけば割といけるんじゃね?」みたいな考えが巡る。だけど4周目で脚と心肺がキツくなってきたところでの2回の落車。落車するとペースも崩れて、そこからズルズル抜かれていく。



 

 

ちなみに、コース途中の丸太越えは無理やり乗車でクリア。飛べてはないです。無理やりクリア。ここは転ばなかったし、降車しなかったおかげで心拍に余裕ができたのがとてもよかった。シケインもバニホで越えれるとレースが楽なんだろうなと思った。練習して飛べるようになりたい。

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しかしながら頑張って丸太を越える際に右脚を攣り、最後の2周は右脚が攣ってよりペースが上がらず1周につき2人くらいのペースで抜かれていく。

 

結果は14位。目標は達成できたが、途中の落車がもったいなさすぎて5ポジションくらいはロスしたと後悔。体力的なキツさもあったが、どちらかというと焦りの気持ちから来た落車だったからなおさら悔やまれる。

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自転車はとっても良く動いてくれた。先週の腸炎からの病み上がりのレースでもあったけど、そこそこなラップタイムを刻めてたのでもうちょっと運動頑張ればもうちょっと高いレベルで走れるのではないかと思った。

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今回もいい写真を撮って応援してくれてありがとうございました!

 

 

P.S. アップがてら周辺の長篠の合戦の跡地に行った。戦国マニアではないけど教科書で見た資料集の景色、地形が目の前にあってなんか感動した。

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↑の真ん中らへんの川沿いの柵が↓

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あと、BMX体験ブースで体験したBMXのテクが思ってた以上に奥深くて2輪の乗り物全体のライディングスキルに応用出来そうでちゃんとやってみたいと思った。

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2022 東海CX おおが城山

 

久しぶりに書く気がするブログ、そして次戦の東郷ケッターパークも終わって書いているブログ。

 

昨シーズンから自転車が自分にしっくり来てなかった感が否めなかったので、アップデートをしようかどうか迷ってた。そう考えつつも機会もなく夏が過ぎ…

 

先月(10月)、前哨戦みたいな「absolutely」って10分間限界チャレンジみたいなやつに出たところ、やっぱりブレーキ周りがおかしそう(引いても戻らなくて片効きみたいな状態)でアップダウンのあるシクロだといよいよまずいとなり、もういっそ丸ごと変えちゃえということで、ブレーキとレバーをSRAMからSHIMANOへコンポチェンジ。

 

勉強がてら自分で組もうと思ってブレーキホースを手配して、いざ前日に作業するかってなったときに入手したのがMTB用のブレーキホースで互換性がないことに気づいたり、そもそも工具が足りなかったり、いろいろグダグダで自転車が当日用意できないことに…

 

というわけで後輩から自転車を借りて出場することに。貸してくれた後輩には感謝しかない…

 

貸してくれたのは大きな大会での実績のある機材で「ちゃんとした」シクロクロスバイクでレースするのは考えてみたらこれが初めて。

 

コースは2年前から大幅な変更はなし。砂地でのコーナー旋回スピードがタイムに影響してくる中高速テクニカルコースって感じで、パワーを出さなきゃいけない場面が比較的少ないからそこそこ得意な部類。一応C3優勝した思い出のコース。

 

 

 

-------------ここから日が経ってから書いているのであんま覚えてないライン-------

 

確か1週間前から天気予報は雨だったけど、当日意外と天気が持って、C4までは降らなかったのでもしかしたらドライで行けるかもと思ったけど、C3からは雨。それも、お出掛けを中止するレベルの土砂降り。そんな天候でC3と、C1が走ったので路面はドロドロ。

 

雨天ライドに楽しい思い出が一切ないので、シクロクロス初めて以来、帰りたい気持ちが一番高ぶった。わざわざ応援しに来てくれてる人たちがいるのでDNSなんてとても出来る雰囲気ではなかったが。

 

 

一応目標は、出走する以上は昇格なんだけど、それに値するようなトレーニングを積んでいるわけではないので現実的なラインとしては今シーズンC2残留を目標に設定。30人くらい出走者がいたので10位を今レースの目標とした。

 

 

今回のは今シーズン初戦なので前年のランキングが反映される。ということで2列目くらいのスタート位置だったのだが招集に遅れてしまったので後方でのスタートになってしまった。(完全に自分のせい)

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スタート、後方でのスタートなので正直運はあったけど、前のラインがなんかパーッと開いたからもがいて6位くらいまでジャンプアップ。ここからはひたすらついていくのみ。

 

自力でペース作れるだけの脚がないので前の人を勝手にペーサーにしてついていく。ホームストレートの長い直線ではパワー不足でちょろちょろ抜かされていくけど、コーナー自転車の性能もあって少し近づけるのが分かって精神的な余裕が取れた。チューブラータイヤ凄い。前走者の巻き上げたのを浴び続けるので、たった数周で泥だらけ。ここまで汚れたら一周回って楽しくなってきた。

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自分の前を走っている前二人のペースが最終周である程度落ち着いてきたのが分かったので、この2人を最後に捲ることを想像しながら走る。終盤のシケインで1人抜けたので、最後のストレートで1人させたらなぁと思っていたけど力及ばず10位フィニッシュ。

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一応目標は達成できて満足だけど、それ以上に途中で抜かし返した場面もあって「レースしている感」、「土俵に乗れてる」感があったのが嬉しかった。もちろん昇格を目指すことを考えるとまだまだ足りないのだけど。昨シーズン終盤は遅すぎて絶望を感じた印象が強烈に残っているので気持ち的にはホッとした。

 

 

ただ、何人かは鈴鹿エンデューロからの連戦でデバフが掛かって(昨年は自分もそうだった)この結果ってことも考えられるので、そう喜んでばかりもいられないなと思った。C3で優勝して昇格してきた後輩含め、パワーバカ(誉め言葉)の2人の後輩もいること考えると抜かされるにしてもちょっとは良いとこ出していかなきゃなと思うレースだった。

 

 

こんな雨のなか写真撮ってくれたり応援してくれた方々、ありがとうございました!

 

 

 

P.S. ウエアを何度すすいでも泥が出てきて雨のレースは洗濯が地獄ということを学びました。

 

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2022 BRM604 高崎600

今シーズン3本目のブルべ。前回のは西東京のブルべだったので、正月明け以来の久々な静岡のブルべ。

 

このブルべも富士大回りと同じくコロナ禍のあおりを受け2年越しの開催となったルート。600kmで静岡からどこまで行けるか、というチャレンジ要素の入ったコースで今年の自転車イベントの中では一番楽しみにしていた。

スタートはいつもの島田の大井川河川敷。

クラブ無所属だけど慣れてきてホームみを感じられるようになってきたかも。

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6:30に島田をスタート。

焼津に行って大崩を越えて海岸線を走り抜け、興津から富士川沿いを走るルート。天気は良いはずなのだが何故か東風が吹いて興津までは向かい風。ちょっとパンチのある峠を登って山梨県に入る。PC1は南部のデイリーヤマザキゆるキャンの斉藤さんがバイトしてるとこ。10:00ごろの到着だったがもうこの地点で結構暑かった。

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PC1からも身延線と並走し、途中身延駅前でみのぶまんじゅうを食べた。今思えばこんな暑い中、運動中に饅頭なんて愛称良くないなと反省。でも身延に来たからには食べないと。なんやかんやでここ3か月くらい月一で来てるのだが…

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R52に出てから、いつもの南風の追い風アシストを貰いながら甲府盆地へ。南アルプス市ぐらいが一番暑くて、サイコンの温度が40℃くらいまで上がってた。先月の400kmブルべもここら辺で暑さでへばってた記憶が新しい。固形物を食べるようにして水を飲みすぎないようにして内蔵をいたわるように気を付ける(結局延命治療にしかならないのだが)。内蔵が弱ってても麺類は胃に放り込めることを久々に思い出したので昼飯はジャージャー麺。具が内臓にとても悪そうだった

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甲府盆地を北に突っ切って、韮崎から最初の峠、信州峠にチャレンジ。峠前のラストコンビニで補給をして走り出そうとしたら右脚が攣った。前途多難である。韮崎からトップまでは800mくらいの登坂だったが、暑さと時々くる急勾配がキツい。途中、スタッフさんたちの臨時エイドが開設されてたので休憩を取った。これなかったら結構きつかったかもしれない…ほんと感謝…

こんな感じで信州峠をクリアして長野県へ。

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小学生の修学旅行以来の川上村、峠のトップでも感じていたが長野めっちゃ涼しい。すんごい下ってまたどこかで登り返すことを思うと気が重くなりそうだったが、一面のキャベツ畑といい感じの山の景色を見て脚が軽くなった気がする。 

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川上村から軽井沢に向けて北上するのだが、このあたりからサイコンのルート機能がフリーズし始める。というか動作全体がめっちゃ重い。最初はルートマップの更新がもたついていただけだったが、次第に走行距離の更新ももたつき始めたのでキューシートでの走法すら難しくなってきた。あと、このあたりから右膝に鋭い痛みが。多分信州峠で踏みすぎたせいだと思う。

 

 

ちょうど同じくらいのペースの参加者がいたので後ろをつかせてもらいながら走る。サイコンの不調はキャッシュが溜まってるのだろうと考え、サイコンを一回リセットする。それでもなんか不調っぽい。膝とサイコンの不調を抱えながら謎に登らされて250㎞地点のPC2軽井沢に到着。

 

 

これをまともと表現していいのか分からないけど、ちゃんと軽井沢に来たのは初。デフォで結構涼しいけど日が暮れると寒いくらいになる。標高950mもあるしそりゃそうか。

 次の峠はドリフトとアプト式で有名な碓氷峠。トップの標高は約980mと覚えていたが、PC2の標高が約960m。PC2から頭文字Dのようなつづら折りを登らされると思っていたら、軽井沢と峠のトップはほぼ同じらしく、あとは高崎に向けて下るだけらしい。そんなんで軽井沢からしたら丘ぐらいの感覚な碓氷峠を越え、群馬県へ。

 

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碓氷峠といえば」なめがね橋にも立ち寄る。ダウンヒルは今まで走ってきた峠の中でも線形が悪く、車で車線守って走ると大変だろうなぁと。MTの軽い車とかで走ると楽しそうだと思った。

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計画していた宿、富岡の快活(285㎞地点)には20:45に到着。21:00想定だったのでほぼここは想定通りに来ることができた。フィジカルは全然想定よりやられているが。

4時間たっぷり睡眠をとって、3つ目の峠である十石(じっこく)峠に向かう。

峠の60㎞手前からコンビニはなく、標高差も1200mあるのでしっかり補給を買いためる。

 

十石峠はR299で入間から秩父に伸びる国道の続きにあるのだが、災害で2年ほど通行止めで、実際走ってても道幅狭いし、舗装ないとこあるしでしっかり”酷道”だなぁって思った。最後3kmくらいの登りはきつかった気がする。ということで標高1350mのトップに到着。再び群馬県から長野県へ。登り始めは真っ暗だったのにすっかり明るくなってしまった。

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峠を下っていくのだが、標高が下がっていくにつれて気温がいい感じになっていき、特にペダリングしているわけでもないのでめちゃくちゃ眠くなってくる。ということで道端で10分ほど仮眠。

 

そこそこ降りたと思ったらまた登り。小海から野辺山へ最後の大きな登りが。でもこの道は比較的整備された道なので勾配もさっきの十石峠に比べればそうでもないのでまだ楽だった。

 

そうして野辺山に到着、せっかくなので鉄道最高地点へ。

ソフトクリームを食べてると似た格好の人が。どうやら別のコースのブルべを走っている人たちらしい。しかも複数団体らしく(静岡、群馬、たまがわ、だったっけ?)。いろんな遠方からチャリ乗った人がくるものだから、ソフトクリーム屋さんの人が困惑してた。

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野辺山を越えたらすぐ下り。また暑い暑い甲府盆地へと下る。野辺山も涼しかったので下りが眠かった。斜度が緩やかで線形が良い分十石峠の下りより眠かった。レッドブルをぶち込んでどうにか持ち堪えた。

 

韮崎に到着してからは行きのルートと全く同じになる。もうサイコンがバグっても帰れるので安心がすごかった。まだ130㎞あるけど。

 

韮崎から興津までは下り基調だが、またいつもの南風のせいで向かい風。下りのアドバンテージはむしろマイナスになる。途中、コース上の橋が事故した車がひっくり返って封鎖されてたり、局地的な雨に降られたりしたが興津まで来ることができた。

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天気が悪いので興津からは東風で追い風に乗り楽に帰れると思ったらなぜか向かい風。さっきの雨といいコースにゴールされることを妨害されてるような気がした。興津で佐久から一緒だった方と再び合流し、引いてもらう。ついていくのがやっとなくらい速かった。自分より走力があるのだろうけど、鍛えてもどうしようもないくらいの体格による平地巡行能力を見せつけられた。

そうして37時間7分でゴール。以前の600ブルべは33時間でゴールしていたことを考えればゆっくりではあったが、上手く時間を使えたってことで良かったのではないかと。

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一番最初に出走したブルべが3年前の高山600というコースで、気温差やコースの獲得標高も相まってかなり過酷ではあったけど、一回のライドでこんなにいろんな場所を回れて、断片的な記憶は今も思い出せるくらい印象的なライドだった。

今回の高崎600も同じくらいの難易度のコースだったが、あの時と比較して長距離の走り方も上手になっているだろうし装備も良いものになってるし、精神的に余裕を持って楽しんで走行できるかなと思ってた。ただ、600kmとなると想定外の事象が何個か発生するもので、途中の膝の痛みだったりGPSサイコンの故障など完走が危ぶまれて若干心が折れそうな瞬間は何度かあった。その点今回も記憶に残るライドになったと思う。

 

200,300くらいのコントールが比較的容易な距離も楽しいけど、400,600はドラマがあって面白いなと思った。毎週やりたいとかは思わないけど…

 

最後に今回のサマリー

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2022 BRM514 富士大回り400

今回のブルべは実家のほうまで遠征。

実は2年前に出走予定だったのだがコロナで延期に延期を重ねてやっとの開催、実は密かに楽しみにしていたBRMだったりした。

 

ただ、200,300,400,600とある基本BRMシリーズの中でも400だけは完走したことがなく、1回出走したけど、これまで出走した中で唯一DNFをした苦い思い出があり(原因はメカトラ)少しばかり不安があった。またこの週の天気は下り坂な雰囲気で週半ばの予報では全行程が雨天だった。本当に全行程雨だったら走ってなかったし走らなくて良かったと心の底から思った。

 

出走前日の金曜日はゼミの日なので出発はそれが終わり次第である。浜松から町田までは週末の帰宅ラッシュが重なり結局5時間ほどかかり寝るのが2時とかに。この睡眠不足が結構響いた。今度からケチらずにちゃんと高速使おう。

 

当日朝、普通に雨。でも天気予報見たら9時には止むって書いてあったのでまぁ許容だと思って気合いを入れて出発。集合場所(淵野辺の近くのどっか)に到着すると30人くらいの人が。そこそこの雨量のせいかスタート地点から周りもちょっと気が重かった気がした。

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そして出走。普段は田舎でしか乗らないので信号の多さと進まなさにびっくり。一応これでも18年間ここらへんで暮らしていたはずなんだけどなぁ。予報通りであれば道志みちの入口(青山交差点)らへんで雨は上がりそうだと思ってたけど、結局道の駅どうしまで雨は上がらず。というか山間部を走っているとき割と豪雨だったような気がする。

今回は途中で雨が上がるので最初はサンダルで途中で晴れたらサドルバッグに潜ませたビンシューに履き替える戦法をとったけど、ここでプチトラブル1個目。元々ビンシュー前提の足の長さでサドルを合わせてるせいでサンダルだと靴底薄くてペダルまで遠い、でもサドルが固着していて動かない。ビンシューに合わせているとはいえ長距離走る時は1cmくらい下げておきたいのに。

 

これ先行きヤバいなと思いつつ道の駅どうしに到着。雨は上がっていたのでゴアを脱ぎ、靴も履き替え、その先の山伏峠に備える。ギアが1番軽いところまで入ってなさそうだったので適当に変速も調整する。シフォンケーキと酒まんじゅう(味噌)を補給。酒まんじゅうが結構日本酒の匂い強くて酔わないか心配だったけど匂いだけだった、ちゃんと美味しかった。

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ひと山越えて山中湖だぁー、張り切って出発してすぐ。ディレイラーの調整ミスって1番軽いとこどころか2番目のギアも入らなくなっていることが発覚。でもなんかもう止まるのも面倒になってきたのでフィジカルでごり押す。なんとかゴリ押し切って山伏峠通過。ここが標高1100mくらいで今回の最高標高。なんかゴール迎えた気がして嬉しかった。まだ70kmしか漕いでないのに。

 

山中湖まで下り、PC1の河口湖までも下り基調。だけど、サドル高が合わない状態で漕いでいたのが響いてこの時点で既に両脚攣りそうな状態だった。でも富士山が雨上がりなのかくっきりして綺麗だったのでとりあえず頑張った。

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PC1後は河口湖から西湖、精進湖本栖湖と巡って行った。河口湖から西湖に登る道はほぼ毎年マラソンで走っていることもあって自転車で通るのことに違和感があった。ランニングだと壁に見えるけど自転車だとそんなにキツい坂に見えなかったから印象って大事なんだなぁと感じた。

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そっから先はほぼ平坦。本栖湖の1000円札のポイント。今回も風が吹いていたので湖面が靡いて逆さ富士は見れず。いつか見たいなぁ。

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富士五湖エリアを走り抜け、富士川沿いに向かう。ルートの予習をした時、そこそこの険しい線形の道路だったので峠が来るもんだと思ってたら、全部下りだった。富士川の向こうに並ぶ井川らへんの山を眺めながら新緑の中でのダウンヒル、このシチュエーションが道志らへんの豪雨とかのモチベーションにおけるマイナス要素を全部チャラにしてくれた。

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最高な気分になって富士川まで下降、おなじみのR52を北上。おなじみとは言っても興津⇄富士川町くらいまでしか走ったことなかったのではじめましての道。15kmくらい微妙な上り坂&向かい風&久しぶりの夏日でフィジカルを削られる。何より眠い。またなんやかんやでPC2の南アルプス市に到着。参加者がいたので話をしたら5番目くらいらしい。この時点で仮眠とるかどうか悩んでいることを話したら、その選択肢があること自体に驚かれたので、ここで体がタイムリミットを越える前にゴールまで突っ走ることを決意。

ここで塩カルビ丼を食べたと思う。実質まともな食事は初かも。

 

PC2通過後すぐにあったループ橋から見える富士山もとても綺麗だった。晴れてればもっと綺麗なんだろうなぁ

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その後は富士川沿いを海まで南下する。川沿いだし下り基調だし多分追い風でしょ、ってPC2で話していたけどいざ土手に出ると無茶苦茶向かい風。この向かい風を河口まで60kmも相手しなきゃいけないことを考えて嫌になった。途中で通過する身延でみのぶまんじゅうチャレンジをしたかったが、身延通過時16:20でお店の閉店時間の16:00に20分間に合わなかった。流石に無理かぁと諦めPC3へ向かっていると運営の方がいらっしゃって、みのぶまんじゅうを参加賞としてくれた。一度は諦めていたのでめちゃ嬉しかった。ついでに、自分が実はほぼ先頭を走っていることと、伊豆の方の道の情報を貰った。

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ルート上のR52の旧道みたいなK10は前のロードバイクのフロントディレイラーハンガーが折れてご臨終したスポットがあるので、なんのご利益があるのか知らんけど、一応参拝しておく。いつかあいつもどうにか直して乗れる状態にしたいなぁ…今度弟のCNC借りて削り出そうかな。LiDARかなんかでスキャンしてCADデータにすればできるのではないかと。知らんけど。

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PC3から沼津まではいつものR1バイパスの旧道、修善寺からの道は初走行。ただ真っ暗なのでなんも分からなかった。また明るい時に走りたい。きっといい道なんだろうなぁ。PC4の伊東で天津炒飯を食べた。これが晩飯。ここで、食べなきゃエネルギー補給ができないけど食べると血糖値が上がって眠くなるという矛盾に陥る。結局最低限のエネルギーの補給をしてなるだけ心拍を上げないような走法で走ることに、ここらへんでなんかブルベを思い出してきた気がする。

 

湯河原とか熱海とかで温泉に入りたかったけど、そんなことしたら溶けて無くなってしまいそうだったのでパス。そもそも身延からゴールまでの区間の写真がフォトアルバムにない時点でゴールまでのペース計算と集中力を持たせるのに必死だったんだと思う。

 

途中、西湘バイパスに入りそうになって回避した時に前輪からキャットアイに突っ込んだ。あ、終わったって思っていたら元々そこそこ振れていた前輪がなんか戻ってた。よく分からないけどなんか奇跡おこったっぽい。

 

PC4からPC5までの77km区間を結局、補給を挟まずに無心で漕ぎ続けた。小田原から藤沢までの区間キャノンボールでおなじみの道だったので安心感があった。

 

PC5からゴールの相模原までのラスト30km。「感応式で良くない?」って交差点で普通の信号だったから無意味に停車させられてる気がして心身共に意外と削られたと思う。これだから神奈川県警は…(ry

最後の10kmほどは南アルプスらへんから大体ペースが同じだった方とパックになって走る。その方から水飲みすぎて内臓やられてヤバいって話をされてなんか気持ち悪くなってきた気がした。気持ち悪くなりかけながらも取り敢えずゴール。

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ゴール受付場所は中学3年の時にチャリで学校行こうとした途中でパンクして直して貰った自転車屋さんでなんか運命を感じた。ゴールしてから実家に帰る力が残ってなかったので仮眠をさせて貰った。ドロドロの体で申し訳ないなと思うのと同時にとても親切にしてくれて有り難かった。

 

終わってみれば19時間21分でグロスAve.は20kmを越えているみたい。着順を競う競技ではないのだけど、2番目に着いたみたい。活動時間の限界に合わせたせいでこんなファストライドになってしまったけど、前日の睡眠時間が長ければ熱海とか湯河原ゾーンを余力を残しながらゆったり漕げたのになとちょっとばかし後悔してる。

 

今まで浜松→上越などの400kmレンジのライドは何度かしてみたけど1番早かったと思う。もしかしたら浜松400もグループライドよりソロで走った方が早いのかもなぁ。あんまやりたいとは思わないけど。

 

地元開催のブルベだし知ってる道多いだろうと思ってたけど、意外と知らないところも沢山あって地元の魅力再発見みたいな感じもあって西東京に帰って来る選択肢も全然良かったのかなぁと思った。来年からはまたさらに遠くなってしまうけど、また違う西東京さん主催のブルベにも出てみたいなぁと思った。

 

 

 

 

 

 

2021 愛知牧場 &シーズンまとめ

開催された1/16から2週間以上経ってから筆を取っているので、記憶が曖昧。

 

よくなかったレースのことを考えたくないのが本音だったので後回しになってしまった…

本当にいいところが一つもなかったので…

 

 

愛知牧場(Day2) C2 レースレビュー

 

 前回の新城から1戦を挟んでからの愛知牧場だったので、そこそこシリーズランキングが落ちて3列目スタートだった。

 恐らくではあるが、スタートだけはこのカテゴリーの中でも一番速いと思うので前の方にめっちゃ詰まる。前戦までは割と前でスタートできていたので、一瞬だけ上位の気持ちを味わえた。だけど今回はそんないい気分を味わう機会はなかった、見せ場が…。スタートからすぐの登り坂は勢いで集団についていくことができた。少し降りて登り返しのところから、パワーが掛けられなくて、もう集団に着いていける気がしなかった。ここから長い長い45分のソロサイクリングだった。

 

 下りではテクニカルな部分でも追いつけるかと思ったが、回頭性に劣るグラベルバイクではシクロクロスバイクに全くついていくことができず。これは、ちょっと乗車技術ではどうしようもできない問題だと感じた。波状路みたいなところもパワーをかけれれば勢いでクリアできるがパワーがないのでさらに時間がかかる。踏めないだけだったら階段くらいは走れるはずだと思ったけど、身体全体がキツいくて、まだ1周目なのに階段でチャリを担いで駆け上がる力がなかった。1周目が終わった時に、「これ完走できるのだろうか…」という考えが脳裏をチラつく。シクロクロスでこれは初めて。この考えが浮かんでくる時点で楽しめてはないよなぁって思う。

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 そこからは、身体がオールアウトしないように誤魔化しながら(速さは誤魔化しきれてないが…)C4より遅いペースで結局5周回してゴール。3周目くらいにはマジでリタイアしようかと考えた、多分目の前でリタイヤしてる人がいたらしてたかもしれない。周回遅れになってなかっただけ良かったレベル。一番最後のレースだったので、わざわざ残って応援してくれた方に不甲斐ない姿を見せてしまった。ここ最近「次は、次は…」と言っているが今回の愛知牧場でそんな短期間でどうにかなる問題じゃないってことを痛感させられた気がする(詳しくは後述)。

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後輩が昇格を決めている上に、自分より速い周回ペースで回っていることを考えると一応C2カテを走ってる身としてはこのままレースに出続けていいものなのかと考えたり考えなかったり…

 

 

 

 

2021−2022シーズン まとめ

気付いたら今年のシーズンもコロナで中断して終わったので。

 

今シーズンからC2を走ることになった。シーズン序盤、気持ちだけはめっちゃ前向きだった。気持ちだけは。

初戦は鈴鹿エンデューロの翌日だったのにシングルリザルトだった(参加人数が少なかった)。この結果から「あれ、こんなもんで意外といけるんじゃね?」って慢心が生まれたよな気がする。そこからは就活と中間発表で忙しいのを建前にしてあまり練習しなかった。

毎年出ているマラソンの練習で11月は比較的走り込んでいるのだが、今年はそれもできなかった。多分これが今シーズン一番のミス。

基礎体力がないから多少脚力をつけてもシクロではタレてしまう。だからパワーがないと思ってしまう。実際脚力も足りてないのだけど。年末年始はいやいやながらも脚力上げるようなトレーニングをしてたけど意味がなかった気がする。

今年は「遅い→楽しくない→自転車乗りたくない→遅くなる」の負のループに入ってた。今はもう気持ちも全然前向きじゃないし。

 

 

このカテゴリーに来て、今までブルベで出会ったようなサイクリストとは違う、レースで勝つため自転車に乗ってトレーニングしているサイクリストと出会った。C1に上がるためにはその人たちに負けないくらい自転車に乗らなきゃいけない。それもポタというよりトレーニングの乗り方で。そんなことを考えながら年始に付け焼き刃でトレーニングをしていたが、なんか自転車が嫌いになってしまいそうな気がした。

 

今シーズンはこれでとりあえず終わりなのでこれ以上醜態を晒すことがなくホッとしているところで、来シーズンに向けて…

・シーズンインする時点での体力、脚力で大体シーズン全体の流れが決まる。晩夏〜秋にかけて自転車に乗っておく。

・マラソンの練習はしっかりする。マラソンの結果じゃなくてシクロで楽しく走るためにも…

 

今シーズンのスピードがなかったからトレーニングする気が起こらなかったのではなく、多分もとから自転車でトレーニングをするのに気が向かないのだと思う。このレースするのに適してない性格を誤魔化しながら、いろんな人と競争できるレベルに持っていきたい。そうすれば、もうちょっと前向きにトレーニングできるようになるかもしれないし。

 

 

 

 

2022 BRM108 いちご200

昨年の3月以来のブルベ、そして2年ぶりの通常開催のブルベ。N2BRM方式だと味がない感じがしてたしいつもの方がいい。

諸事情で手持ちの自転車がシクロクロス用のしかなかったので、ブルベ用に装備を整えての出走となった。

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コースは、2020年版とほぼ同じ。懐かしさを感じながら走った。

去年はコロナの影響でなかったジャンボ干支も2年ぶり。前のネズミより質感高くなってた。

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PC1までは同時刻の人たちとトレインになることが比較的多かったが、巡航速度の面でロードの方々には全く着いていけず。

機材の差なのか、エンジンがしょぼいのか。多分両方あると思うけどレースをしてる訳じゃないので自分は自分。のんびりと。

それでもPC2の牧之原までで、グロス24km/hくらい。自分が遅いのではなく周りが速すぎるだけだったっぽい。

 

いろいろ訳があって前日睡眠時間が取れず、オールの状態で走っていたのでPC2を過ぎて10km過ぎたあたりで限界に達したのでちょうど道沿いにあった津波避難タワーで30分ほど仮眠をとった。何でもないときに屋上に何もない避難タワーに登ってくる人なんて恐らく誰もいないだろう。外で人目を気にせず眠れるところって意外と少ないのでそういう意味ではなかなか好条件な施設なのではと思った。

 

焼津でお昼ご飯。たまには普段行ってる海鮮丼屋じゃないところで、ってことで別の店へ。

鉄火丼を頼んだ。美味しかったけどやっぱりいつものお店の方がコスパいいような気がした。

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大崩を通過し、150号線を通って日本平へ、復路のことを考えると追い風が少ないのは嬉しかった。

すごい久しぶりに日本平に来た気がした

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期待した通り、復路はあまり向かい風の影響を受けなかった。そもそも巡航速度が遅いからってのもありそうだけど。

途中で久能山東照宮へ初詣に寄った。気軽に寄って本宮があるとこまで登ったけど1159段も階段があったらしい。日本平登るのと同じくらいしんどかった。

途中で小さい子を抱えて登ってる人とかとすれ違ったけどマジですごいなって思った。

景色は駿河湾を一望できて綺麗だった。

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その後は沈む夕日を見ながら、もと来た道を帰るだけ。最後のPCに着いてようやくゴールが見えた気がした。

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ここからはAJ静岡のいつもの牧之原台地を登って降りるコース、昨年の地獄を思い出しながら走った。

 

 

いろいろ寄り道したけど10時間53分で完走。グロスだと18kmくらい。もうちょっと遊べたかもしれないけど集中力切れてまた眠くなっちゃうことを考えるとちょうど良い時間だったと思う。

 

今回、シクロクロスでいうとこのサンドタイヤで走ったのだがスリックのロードタイヤと比べて抵抗があって速度の減衰が大きいから、常にパワーを与えてやらないといけないのが大変だった。フロントシングルでリアの11段しかなく、登りでの選択できるギア比が限られていたのも大変な要素だった。

この自転車で良かったところといえば下りの安定性くらいだった。

多分400kmくらいまでだったら我慢できるかもしれないけど、長距離を走るなら普通のロードバイクに越したことはないなって感覚だった。

 

 

あと、200kmで走り慣れてない人が多いのもあるかもだけど、他の参加者見てて走るの下手だなぁって思った。

トレインの前に出たがるのに巡航維持できなくて詰まる原因作ってる人とか。それくらいだったらまだ良いんだけど、信号で絶対に車列の先頭に出たがるマンとか。都市の渋滞時とかだったらまだ分かるけど田舎の道路でそんなことしても所要時間は大して変わらないし事故のリスク上がるだけなんだけどなぁ。勝手に個人でサイクリングしてるだけなら勝手に事故ってくれればいいけど、同じような反射ベストを着てるとこっちまで風評被害出るからブルベ出るときくらいはまともに走って欲しいものだなぁ。

 

2021 BRM109 いちご200

今年度では初のブルベ。

去年は全距離別の制覇(SR)が出来なかったので今年は達成したいところ。

 

いちご200は去年も走った。

そのときは日本平を登るコースだったが今年は三保の先端に行ってくるコース。

もともと静岡では勾配の少ないコースだが、今年はさらに平坦になった感じ。

 

 

去年度後半からコロナ禍ということもあって、N2BRMという方式が取られている。

人との接触を避けるため、規模の縮小、日程の分散、スタートゴールを含めたPCの無人化がされている。

こういう工夫をして開催してくれている団体には感謝しなきゃなと思うところ。

 

参加者にとって一番大きいのは日程を選択できるようになったところ。あらかじめ決められた3日の中から1日選べる。

天気が悪いから…という理由で日程変更ができれば完走確率も大幅に変わる。

 

本来の開催日1/9は寒波でやめて、1/16は予定があった。

1/23が選択できる最後の日程だったから何があろうとこの日に出走しないといけない。

1/9に延期を決めた時点で天気予報は出ていなかったが嫌な予感はしていた。

(1/23は雨でも走ることになるのかぁ…)

 

出走1週間前に週間天気を見ると雨マーク、毎日チェックしていても雨マーク。

木曜日に曇り予報に変わって晴れ男なんじゃないかと舞い上がってたら金曜日には雨予報に変わり…

でも降って1mm程度の雨だった。まぁこれならまだって思うじゃん。

 

当日はこんな天気↓

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出走時間は6:30,7:30,8:30で選べたが、日程と違って後から変更はできない。

去年9時間ちょうどかそこらで完走していたから8:30でも夜になる前には着くと思って8:30スタートに。

今思えば6:30スタートにしておけば雨から少しは逃げられたかもしれない。

 

 

ただ8:30スタートにすれば日の出を見に行くレベルの早起きをせずには済む。

この恩恵を生かして自宅で起床して輪行してスタート地点の最寄り駅、金谷駅まで輪行した。

 

 

今までのブルベは「コンビニのレシートを集めるサイクリング」だった。

だけど今は「時計の写真を撮り集めるサイクリング」になっている。

ということでスタートにあるのも時計のみ。

スタッフの方がわざわざ雨の中スタートの見守りに来てくれていたので挨拶をして時計の写真をとってスタートする。

 

スタートからPC1の袋井までの40kmは何度も走ったことある道。しかもまだ雨はそこまで強くない。1時間30分で着いた。

ここから90kmは三保までひたすら東へ。

普段晴れていれば、西高東低である冬型の気圧配置の影響で猛烈な西風が吹く。

しかしこの日は雨。雨が降ると気圧配置が変わって風向きが逆になる。

晴れの日ほど風は強くないのが一般的なのは救いだけど。一般的には。

しぞーか人は風で天気が読めるのです。他の地方は知らんけど。

 

 

袋井駅から次第に雨足が強まっていく、あれ、1mmの天気予報は?風も普通に強いのだが。

PC1から20km走って1回目の休憩。先行で走られている方と会った。

この方も寒波と予定でこの日になったらしい。

誰も好きでこんな日に自転車なんか漕がないよなってちょっと安心した。

 

スタートから80kmほどで海岸線へ出る。

ここから三保までの50kmは地獄だった。

無風平坦なら35km/h出るパワーで踏んでもせいぜい20kmしか出ない。

防水機能の乏しいシューズカバーから毛細管現象で靴下とタイツがびしょびしょに。

日本縦断での初日、宮崎で台風の暴風域の中夜通し自転車で走った記憶が蘇る。

 

雨具を着て走ると普段のピチッとしている服装に比べてめちゃくちゃ風を受ける。

ガチムチ系の人なら大したことないのだろうけど、自分みたいな軽量ライダーには辛いものがある。

 

雨にキレてても、萎えててもどうしようもないから脳を空っぽにして走る。

焼津で海鮮丼を食べれるところで2回目の補給(昼飯)

漁港の目の前という立地もあって美味しかった。

 

そしてそこらへんに落ちてた野生のテトラポッドを横目にして三保へ向かう。

焼津を抜け、大崩という富士山眺望スポット(この日は見えるわけもなく)をこえて静岡市へ。

海際を走る道路はいちご畑が並んでいることから「いちご街道」なんて呼ばれていてこのブルベの名前にもなっているが、向かい風に煽られまくって苺とかどうでも良くなってくる。

 

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ここから書く気を失って1年間下書きBOXに放置されてたので、残っている端的な記憶と下書きに書いてあったメモをもとに

 

どうにかこうにかして三保の松原にある灯台に着いて、灯台の写真を撮る。

帰りは追い風に乗って再び大崩を越え、静波まで戻ってきてゴールまで20kmの地点にある最終PCに着く。

このとき、寒いのと雨で左手に力が入らなくなってフロントの変速が両手じゃないとできない状態になってたらしい。

 

最終PCからゴールまでは標高200mくらいの牧之原台地を登って降りるだけなのだが、途中の道が濃霧で視程が10mくらい

道見えなくてメンタル削られた記憶。

どうにかゴールしたものの、そこにあるのは時計だけ。

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そして帰宅するのだが、びしょ濡れの体で輪行して帰るわけにもいかず自走で帰ったらしい。

金谷峠でまたさっきと同じような濃霧の中走らされた。

途中で食べた牛すき鍋がとても体に染みた。

雨の中のブルベはやっぱり苦手。というか楽しくない。