たくみのブログ

いろんなものの備忘録

2022 BRM604 高崎600

今シーズン3本目のブルべ。前回のは西東京のブルべだったので、正月明け以来の久々な静岡のブルべ。

 

このブルべも富士大回りと同じくコロナ禍のあおりを受け2年越しの開催となったルート。600kmで静岡からどこまで行けるか、というチャレンジ要素の入ったコースで今年の自転車イベントの中では一番楽しみにしていた。

スタートはいつもの島田の大井川河川敷。

クラブ無所属だけど慣れてきてホームみを感じられるようになってきたかも。

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6:30に島田をスタート。

焼津に行って大崩を越えて海岸線を走り抜け、興津から富士川沿いを走るルート。天気は良いはずなのだが何故か東風が吹いて興津までは向かい風。ちょっとパンチのある峠を登って山梨県に入る。PC1は南部のデイリーヤマザキゆるキャンの斉藤さんがバイトしてるとこ。10:00ごろの到着だったがもうこの地点で結構暑かった。

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PC1からも身延線と並走し、途中身延駅前でみのぶまんじゅうを食べた。今思えばこんな暑い中、運動中に饅頭なんて愛称良くないなと反省。でも身延に来たからには食べないと。なんやかんやでここ3か月くらい月一で来てるのだが…

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R52に出てから、いつもの南風の追い風アシストを貰いながら甲府盆地へ。南アルプス市ぐらいが一番暑くて、サイコンの温度が40℃くらいまで上がってた。先月の400kmブルべもここら辺で暑さでへばってた記憶が新しい。固形物を食べるようにして水を飲みすぎないようにして内蔵をいたわるように気を付ける(結局延命治療にしかならないのだが)。内蔵が弱ってても麺類は胃に放り込めることを久々に思い出したので昼飯はジャージャー麺。具が内臓にとても悪そうだった

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甲府盆地を北に突っ切って、韮崎から最初の峠、信州峠にチャレンジ。峠前のラストコンビニで補給をして走り出そうとしたら右脚が攣った。前途多難である。韮崎からトップまでは800mくらいの登坂だったが、暑さと時々くる急勾配がキツい。途中、スタッフさんたちの臨時エイドが開設されてたので休憩を取った。これなかったら結構きつかったかもしれない…ほんと感謝…

こんな感じで信州峠をクリアして長野県へ。

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小学生の修学旅行以来の川上村、峠のトップでも感じていたが長野めっちゃ涼しい。すんごい下ってまたどこかで登り返すことを思うと気が重くなりそうだったが、一面のキャベツ畑といい感じの山の景色を見て脚が軽くなった気がする。 

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川上村から軽井沢に向けて北上するのだが、このあたりからサイコンのルート機能がフリーズし始める。というか動作全体がめっちゃ重い。最初はルートマップの更新がもたついていただけだったが、次第に走行距離の更新ももたつき始めたのでキューシートでの走法すら難しくなってきた。あと、このあたりから右膝に鋭い痛みが。多分信州峠で踏みすぎたせいだと思う。

 

 

ちょうど同じくらいのペースの参加者がいたので後ろをつかせてもらいながら走る。サイコンの不調はキャッシュが溜まってるのだろうと考え、サイコンを一回リセットする。それでもなんか不調っぽい。膝とサイコンの不調を抱えながら謎に登らされて250㎞地点のPC2軽井沢に到着。

 

 

これをまともと表現していいのか分からないけど、ちゃんと軽井沢に来たのは初。デフォで結構涼しいけど日が暮れると寒いくらいになる。標高950mもあるしそりゃそうか。

 次の峠はドリフトとアプト式で有名な碓氷峠。トップの標高は約980mと覚えていたが、PC2の標高が約960m。PC2から頭文字Dのようなつづら折りを登らされると思っていたら、軽井沢と峠のトップはほぼ同じらしく、あとは高崎に向けて下るだけらしい。そんなんで軽井沢からしたら丘ぐらいの感覚な碓氷峠を越え、群馬県へ。

 

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碓氷峠といえば」なめがね橋にも立ち寄る。ダウンヒルは今まで走ってきた峠の中でも線形が悪く、車で車線守って走ると大変だろうなぁと。MTの軽い車とかで走ると楽しそうだと思った。

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計画していた宿、富岡の快活(285㎞地点)には20:45に到着。21:00想定だったのでほぼここは想定通りに来ることができた。フィジカルは全然想定よりやられているが。

4時間たっぷり睡眠をとって、3つ目の峠である十石(じっこく)峠に向かう。

峠の60㎞手前からコンビニはなく、標高差も1200mあるのでしっかり補給を買いためる。

 

十石峠はR299で入間から秩父に伸びる国道の続きにあるのだが、災害で2年ほど通行止めで、実際走ってても道幅狭いし、舗装ないとこあるしでしっかり”酷道”だなぁって思った。最後3kmくらいの登りはきつかった気がする。ということで標高1350mのトップに到着。再び群馬県から長野県へ。登り始めは真っ暗だったのにすっかり明るくなってしまった。

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峠を下っていくのだが、標高が下がっていくにつれて気温がいい感じになっていき、特にペダリングしているわけでもないのでめちゃくちゃ眠くなってくる。ということで道端で10分ほど仮眠。

 

そこそこ降りたと思ったらまた登り。小海から野辺山へ最後の大きな登りが。でもこの道は比較的整備された道なので勾配もさっきの十石峠に比べればそうでもないのでまだ楽だった。

 

そうして野辺山に到着、せっかくなので鉄道最高地点へ。

ソフトクリームを食べてると似た格好の人が。どうやら別のコースのブルべを走っている人たちらしい。しかも複数団体らしく(静岡、群馬、たまがわ、だったっけ?)。いろんな遠方からチャリ乗った人がくるものだから、ソフトクリーム屋さんの人が困惑してた。

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野辺山を越えたらすぐ下り。また暑い暑い甲府盆地へと下る。野辺山も涼しかったので下りが眠かった。斜度が緩やかで線形が良い分十石峠の下りより眠かった。レッドブルをぶち込んでどうにか持ち堪えた。

 

韮崎に到着してからは行きのルートと全く同じになる。もうサイコンがバグっても帰れるので安心がすごかった。まだ130㎞あるけど。

 

韮崎から興津までは下り基調だが、またいつもの南風のせいで向かい風。下りのアドバンテージはむしろマイナスになる。途中、コース上の橋が事故した車がひっくり返って封鎖されてたり、局地的な雨に降られたりしたが興津まで来ることができた。

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天気が悪いので興津からは東風で追い風に乗り楽に帰れると思ったらなぜか向かい風。さっきの雨といいコースにゴールされることを妨害されてるような気がした。興津で佐久から一緒だった方と再び合流し、引いてもらう。ついていくのがやっとなくらい速かった。自分より走力があるのだろうけど、鍛えてもどうしようもないくらいの体格による平地巡行能力を見せつけられた。

そうして37時間7分でゴール。以前の600ブルべは33時間でゴールしていたことを考えればゆっくりではあったが、上手く時間を使えたってことで良かったのではないかと。

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一番最初に出走したブルべが3年前の高山600というコースで、気温差やコースの獲得標高も相まってかなり過酷ではあったけど、一回のライドでこんなにいろんな場所を回れて、断片的な記憶は今も思い出せるくらい印象的なライドだった。

今回の高崎600も同じくらいの難易度のコースだったが、あの時と比較して長距離の走り方も上手になっているだろうし装備も良いものになってるし、精神的に余裕を持って楽しんで走行できるかなと思ってた。ただ、600kmとなると想定外の事象が何個か発生するもので、途中の膝の痛みだったりGPSサイコンの故障など完走が危ぶまれて若干心が折れそうな瞬間は何度かあった。その点今回も記憶に残るライドになったと思う。

 

200,300くらいのコントールが比較的容易な距離も楽しいけど、400,600はドラマがあって面白いなと思った。毎週やりたいとかは思わないけど…

 

最後に今回のサマリー

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