たくみのブログ

いろんなものの備忘録

東海シクロ 愛知牧場Day2 2020

…朝4時、シクロクロッサーの朝は早い。

 

起き上がって見てふと思う。脚がだる重いんだが。前日に走った300kmの疲労が全然取れていないようだ。この脚で今日を戦わなきゃいけないことに不安感しかない。

 

そして、会場の愛知牧場まで自走…は流石にアレということもあり。浜松の自転車屋のgreen cogさんのご好意に甘え、相乗りさせてもらって会場へ。

 

愛知牧場に到着して、バイクのセッティングをする。というのも自転車は借り物なのである。貸してくれた後輩には感謝でしか無い。28cのロード用タイヤから32cのブロックタイヤへ取り替える。普段ロードしか乗らないので32c対応のチューブなんて持っておらず、適当に部のガレージから持ち出したチューブを使ったけどどちらもパンクしていた…ついてない…

 

チューブを買ってきてえっちらおっちら空気を入れて…ってやってる間に朝の試走時間が終わってしまった。まさかの試走なし本番が決定した瞬間である。

 

 

今回はC4という最下部カテゴリでの出場になるが、人数が多くグループが3つに分かれていてその3グループ目の出走だったので前のグループのレースを観戦してからのスタートができる。同じC4カテゴリの走りで同じ最下部クラスだが、結構速い。こんなにレベル高い人達と脚ボロボロの人が戦えるのかますます不安になってくる。

 

ちなみに、シクロクロスは過去2回ほどやったことがあるが前にやったのはほぼ1年前。もうハッキリとは覚えていない。もちろんこのコースは初。

 

ぼーっと眺めていたらいつの間にか自分の番になってきたので召集場所へ。過去のシリーズ戦などの結果からスタート位置が決まるので初参加の自分は34人いた出走者のほぼない最後尾

 

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そしてスタート地点。こうやって並ぶとレースなんだなぁって実感してくると同時にワクワクしてくる。この緊張感は結構好き。

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そしていつの間にかカウントダウンが始まり、スタート。

 

第1コーナーまでは微妙な登り坂。最初ということで周りの皆さんも物凄い勢いでスタートしていくが、一方の自分は乳酸がすぐ溜まりもう辛い。ホールショットを決めた方を眺められるくらいの位置どりで第1コーナーを曲がっていく。

 

第1コーナーが終わった後も登りが続くが最初の勢いがなくなってきた人をパス。ただ、試走なしでコースレイアウトが分からない状態で走るので、前の人のラインをトレースしてコースを覚えていく。

 

しかし、ここで問題が起こる。借りておいて申し訳ないのだが、この自転車のブレーキが効かなすぎる。前の人をトレースしようにもその速度でいったら下りコーナーで止まりきれないことは確実だった。

 

ということもあり、下りコーナーで微妙に差がつき登りでドカ踏みをして抜かすというパワーが正義のレース展開に。

 

シクロクロスにはありがちな障害物の一つ「階段」

パワーを絞り出して心拍が高まっている中の階段ダッシュはかなりキツイがそれはみんな同じこと。ここで若さを絞り出して一段飛ばしで登っていく。これが意外とアドバンテージになっていった。

 

レースは1周8分ほどのコースを3周回する。2,3周目になると周りが疲れてきたのかペースが落ちてきたのでパスしていく。3周目序盤には3位の位置まで上がったが、前の選手とは差がつきすぎていた。

 

そして最終周後半、後ろから青い自転車が猛追してくる。

「この人抜かした記憶ないんだけど…」

 と思いながらもせっかくなので表彰台に上りたかったから頑張って逃げる。

 

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どうにかゴールまで逃げ切ることができて3位でゴール。

後ろから追ってきたのはカテゴリー違いの女子選手だったらしい。しかも中学生。

抜かれても順位には関係なかったけど、抜かれなくてよかったとしみじみ。

 

表彰式では入賞記念にグラスをくれた。順位が若いほど大きいらしい。

それと、3位まで上位カテゴリーに昇格らしい。

実感が湧かないけどなんかうれしい。

次は1位で昇格して大きなグラスが欲しいところ

 

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この後、上位カテゴリーのレースがあり、その中に全日本シリーズもあったけどトップランカーの走りは気迫が伝わってきた。

 

 

…レース後、連れてきてくださったGreen Cogの山本さんのご厚意で祝勝会を開いてくれた。本当にありがとうございました。

 

 

そうして長い長い2日間が終わった。濃かった。楽しかった。疲れた…

外の世界に繰り出そうとする思い切りは面倒だけど、新しい体験をしていったほうが楽しいってことが分かった。