たくみのブログ

いろんなものの備忘録

2020 静岡600

今年度最後のブルベ、本来ならこれでSR獲得できるところだったんだけど先日の400ブルベでFDのハンガーが折れるという修復不能なトラブルによりDNFしたので獲得はどのみち無理。静岡の600ブルベは毎回とても楽しいコースを組んでくれるのでダメだったら諦めようくらいの軽いテンションで挑む。

先の400ブルベで敗戦したその日に組んだ新しいバイクでの初ブルベとなる。一般的にはカーボンの方がアルミよりも長距離は楽だというがどんなものか確かめたい。

前日は浜松から島田まで漕いで行ってホテルに前泊。Gotoキャンペーンで安くなってたからこその選択肢。様様です。

 

[目次]

 

  1. start~pc1(72.2)

    ほぼ6時ジャストに島田駅スタート。
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    焼津からR150に入って大崩を超える。序盤も序盤なのでゆっくり上った。静岡市に入ってからのいちご畑沿いは若干の向かい風。
    興津から新東名の新清水IC手前までR52を走る。ここはなかなかの登り区間
    IC手前で富士宮方向の県道を走り、PC1に到着。ただの小学校、時計共に。時刻は9時ちょうど。
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  2. pc1~通過チェック(218.9)

    フレッシュの時に来た懐かしいコンビニで補給。ここのコンビニにはウイダー売ってません。覚えておこう。
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    富士山を眺めながら富士サファリパークのところで標高900mまで上昇。途中速い集団とすれ違った。多分地元のJプロチーム「レバンテ富士」っぽい。山を下り、R246と交差。

    地域クーポンを使うために五味八珍で昼食。なぜか東部に来たのに浜松餃子。若干油っぽくて胃もたれしそうなメニューを頼んでしまうのが俺っぽい。
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    少し南下すると三島、さらに南下すると修善寺。そこまで平坦。
    そこから天城越え、道の駅「天城越え」までも登るがそこから先もまだ登り、標高550mまで上昇。途中道沿いにワサビ畑があり、杉並木が続く道の様子が旧街道の感じがしていい感じ。
    天城のトンネルを過ぎると下り坂、なかなか見ない720°のループ橋がある。そこの近くに河津の七滝があったが西伊豆がどれだけ時間がかかるか分からないのでパス、またの機会に。
    下りきると海側に出て下田市中心に。ここら辺からアップダウンの多い海岸線の道が続く。伊豆最南端である石廊崎まで登り、下った途中に通過チェックポイントの「あいあい岬」がある。

    ついたのは15時30分。スタート時の予想到着時刻は16時だったからちょっと早く着きすぎた。前の週の24日開催分では風が強く多くの人の心をここら辺でへし折りにいったらしい。
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  3. 通過チェック~pc2(433.2)

    ここのポイントから公式ページから出ている後半部分のルートURLが削除されている。キューシートがあるから問題はないけど少し不安になる。通過チェックポイントから100kmは西伊豆の海岸線を西陽を浴びながら走る。200kmから300kmまでの100kmで獲得標高が2000mにもなるかなりハードなアップダウンが続く。
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    土肥までR136を走るが大きな町が特にない上コンビニも街灯も少ない。地図をパッと見ると海岸線を走っているように見えるが微妙に内陸を通っているので景色は割と森っぽい。後で知ったが土肥から清水までフェリーが出ているみたい。
    土肥から沼津までの45kmは国道を離れてK17を走る。2車線道路なのはいいが、車通りが少なく真っ暗、同じような道が続く。遠くに沼津市街の灯が見えるが走っても大きくなる気配がしないので精神的に来るものがある。しかもサイコンに表示される距離に対する獲得標高が怖い。
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    途中、戸田漁港の前にある商店で休憩した。そこの店主の方からあともうちょっと(400mUP)で平坦になるといわれたので、気を持ち直して漕ぐ。
    沼津についたのは午後10時頃だった。富士市吉原にある快活(343km地点)に10時30分に到着、仮眠をとる。1時に起床、1時半にすき家で牛丼大盛を食べ出発。食べるのがとてもしんどかった。静岡の安部川までR1とR150の平坦な道を通る。風は若干の向かい風。
    安部川を超えたら川沿いに北上。R362に合流、川根本町を目指して登り区間に入る。2車線のところもあるが、勾配の厳しい「酷道区間に入ると1車線のつづら折りの連続した道に入る。
    峠の名前はないみたいだけど「蛇塚」地区を通るのでそこの坂は「蛇塚」で通っているらしい。12%,13%の勾配標識が連続する中15%の表示もあって精神が試される。「蛇塚」地区を越えると川根本町に入り少し下るがまた登る。120mUPくらいだが終わったと思ったところでこの登りはかなり応えた。登ってたら陽が出て朝になっていた。
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    「洗沢」地区を越えると下り区間。この日の気温は5℃(6時)、シューズの中の足がかじかんでパワーが出せない。川根側の道も細いのでダウンヒルには細心の注意を払う。交通量が少ないのは救いだが、イノシシやシカ、サルなどの動物に当たりそうな恐怖がある。
    坂を下りきり標高300mのところにpc2の千頭駅のある町にたどり着く。標高が下がっても気温5℃。アイウェアをしていたが、低温でのダウンヒルによって左目の視界が白くなる症状に。10月末の静岡では想像できない寒さに体が震えながらPC2の千頭駅に到着。6時30分であった。
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  4. pc2~pc3(523.1)

    あまりの寒さに駅でココアを買い、1時間ほどの休憩。駅のベンチでずっと震えていた。そこから7km先のコンビニへ向かい朝食。
    そこから少し下ると島田に行くR473と別れ川根から浜松に向かう登り区間に入る。今回のルートでは最後の大きな登り。「蛇塚」と比べるとマイルドだが、同じような酷道具合の上、寒さと脚の疲労で同じくらい辛く感じる。

    坂の途中で一般歩行お爺さんが。無言で抜かしていくとそのとき一言「サル」と呟く。まわりには自分とお爺さん二人しかいないので間違いなく僕に向けられたものだが、不意を突かれて「えっ」って声しか出なかった。頭上には15匹くらいのサルの群れがいた。キーキー鳴いてた。

    その後も時折サルらしき鳴き声を聞きながら何もない森を登る。途中でR362からK263に入る、こっちのほうがR362をそのまま行くよりも若干近道らしい。標高500mを越えたところで下り、浜松市に入る。住んでいるところとはカテゴリー違いの浜松だが伊豆最南端から漕いで浜松まで帰ってきたことを考えると感慨深い。
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    こちらの道も林道と同じ程度の道で路面状況も悪い。下りきるとR362に再び合流。もう平坦だけだと思ったら二俣のR152の合流まで意外と登る。R152からpc3までは田園地帯の平坦な県道、市道を走る。11時、pc3に到着。
  5. pc3~pc4(566.3)

    pc3で気温が24℃まで上昇したのでウォームウェアを脱ぐ。ここからpc3まではR150で御前崎まで行く道。何度も通っている道で平坦な上、疲労も相まって睡魔がやってくる。時間的には余裕なのと天気が良くてポカポカしていたので、いつも気になっていた古墳みたいな公園のベンチで30分ほど仮眠。
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    道中、若干の向かい風だった。何度来たか分からない御前崎でなんとなく記念撮影をしてから14時にPC4到着。沿岸に帆船みたいなのがいたがちょっと遠かったのであんまり良く見えなかった。
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  6. pc4~goal(603.8)

    pc4で昼ご飯を食べる。目の前に海鮮丼が食べられるスポットがあるが気分じゃなかったのでコンビニ弁当(麻婆丼
    大井川まで走って大井川沿いを走るルート。特にここも登りはないので特筆する事項もなし。
    昼寝していたりしたが、なんとなく34時間は切りたかったのでそれなりのペースで漕ぐ。
    ゴール。15時40分。
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    走ってみた感じはだいたいこんな感じ。普通にしんどかったけど達成感がある。
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P.S.

島田から自走で浜松まで帰ろうとしたけど脚とか気持ちが売り切れてたので輪行で帰った。

リザルト見ると試走された方以外だと1番時計だったらしい。

カーボンで長距離を走った感覚としては、400以上の距離でアルミより脚のだるさが少ないような気がする。登りは変わってるのか分からなかった。斜度ありすぎて違い云々が分からない。あとは何も考えずに流している巡行スピードがちょっと速い気がする。エアロ効果もちょっとはあるだろうけど。

こんな時期なのに延期して、県内完結用にルート変更までしてブルベを開催してくださった運営さんには感謝です。

 

帰りの締めラーメン↓

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