たくみのブログ

いろんなものの備忘録

1年ぶりのブルべ しまなみ600km

関西に引っ越してきてからはや半年。

そろそろ生活にも慣れてきたのと、今年はまだ一度もブルベ出走がないことにハッとしたので一番直近の(時期的にも距離的にも)ブルベを探したら姫路発のブルベを発見!

 

200kmのと600kmのが併催みたいな感じだったけど、苦労を知るためにも600kmを選択。これが10月上旬の出来事。

 

ここから当日まで出走できない理由を作るために雨乞いし続けていたけど、気持ちいいくらいの秋晴れ。ちなみに


出走時間は4:00or4:30で4:30を選択。寝坊したらDNSでもするかと思って3:00に目覚ましをかけて就寝したところ、運の悪いことに起きれてしまったので…

自宅から姫路のスタート地点に至るまでにも、すぐ横の駐車場は朝早すぎてやってなかったために急遽コインパーキングを探す旅が始まったり、そのコインパーキングからスタート地点に向かう途中に側溝に落ちたりと小インシデントがあったり…

 

側溝に落ちたけどなぜか自転車も体もピンピンしてたので、無事にスタート。朝飯を食べていなかったのでスタートしてすぐのコンビニに入る。これでほぼ最後尾からほかの参加者の背中を追っていく展開に。

 

スタートから15kmくらいのところにある最初の通過チェックポイント。ここらで4:30組のメイン集団に追いつく。今回のブルベは通過チェック・PCともにレシートではなく写真になっている。あまり写真撮らない勢からするとありがたい。

 

今回のブルベは、my new gear…であるサイコンのテストも兼ねていた。自分で設定しなければならないけど写真撮影チェックポイントに近づくとアラートを出してくれるようになったのはかなり嬉しい。前のはナビの縮尺変えるとフリーズして一生動かなかったのからすると技術の進歩を感じる。

 

ただし。POI(多分Point of Information)を自分で設定すると自動ルートナビのアラート通知がなくなるみたい。この仕様を知らなかったせいで、600kmの間ナビ画面を注視しないといけなくなった。おそらくだけど、POIのカテゴリを別のにすれば解決しそうなので、今度トレーニングコースでテストする予定。

 

しばらく走って兵庫-岡山の県境を通過。岡山は自転車では初上陸になる。あとは沖縄を残すのみ。レースとかでもない限りサイクリングしに沖縄行くことはなさそうな気がするが…

 

150kmのところにある笠岡カブトガニ博物館。よくわからんけど、ここら辺はカブトガニの養殖で有名らしい。「カブトガニの血は医療かなんかで有用だからめっちゃ高くてひたすら血を抜くんです!」みたいなニュースを見てなんか可哀そうになったの思い出した。

ここで、前輪の空気がかなり抜けていたので、空気を補充。シーラントが死んでいるのか、ホイールの歪みからか空気の保持性があんまり良くないので、150km~200km間隔で空気を補充することに。これが精神衛生上あまり良くなかった。

 

 

このあと大都会岡山市倉敷市を通過して広島県へ。尾道尾道ラーメンを食べたけどうれしすぎて写真を撮り忘れる痛恨のミス。ラーメン屋だけど、ハロウィンということでお菓子をくれた。

 

姫路から200km。広島県尾道市からついに今回のメインテーマであるしまなみ海道がスタートする。まずは、本州から向島(むかいじま)まで渡舟で渡る。ブルベで合法的に自転車を漕がなくても進む区間。なにかの間違いでこのまま今治に行かないかなぁと思ってたら一瞬で向島に着いた。

 

向島から因島(いんのしま)へ。写真スポットである展望所からの眺めは綺麗な秋晴れと落ち着いた瀬戸内海を一望できて本当に良かった。雨乞いが無駄に終わって本当に良かったと思えた。


因島から生口島(いくちじま)へ。生口島といえば「サイクリストの聖地」の碑。4年前にツアーで訪れて以来なので懐かしさを感じた。後ろの橋は多々羅大橋(たたら)といって、橋脚が音叉のように反響するらしく、備付の拍子木を叩くといい感じになるよ。と一緒に漕いでくれた方が教えてくれた。

 

生口島を一周した後、大三島(おおみじま)へ。ここら辺で日の入りを迎える。大三島もほぼ一周して、塩で有名な伯方島、大島を抜けてついに四国へ。

 

スタートから320km,16時間かけて愛媛県今治市にやってきた。兵庫から岡山を越え、広島に入り、いくつもの島を渡り四国に上陸。この行程を自転車で1日でできることを考えるとチャリも捨てたもんじゃないなぁと思う。

ライトアップで綺麗な今治城を見て

名物の卵チャーシュー丼を食べて今治を堪能!

 

今治のネカフェ仮眠をとって残り280kmを頑張る予定…だった。明らかに「今治で仮眠取ってくださいね」と言わんばかりのコース設計だったし。…

だったんだけど、電子マネーに頼りすぎて現金の持ち合わせなくてネカフェに泊れませんでした…

ネカフェで現金のみなんてそんなんできひんやん普通…!言っといてや、できないんだったら…(WEBページ記載なし)

 

7割方自分が悪いミスに対してブチ切れながらも「まぁ四国だししゃーないか」というよくわからん言い訳で自分を納得させて急遽90km先の福山の快活まで、結局ブチ切れながら真夜中のしまなみを漕ぐことに。この写真を撮った以外の記憶がほとんどないけど今治尾道の75km区間を3時間ちょっとで走ってたくらい無意識に頑張ってたみたい。

 

そんなこんなで結局400km不眠で福山に到着。長すぎた前半戦を終え、4時間の仮眠。

後半戦は200km走るだけと思えば、起きてからの気持ちが大分楽だったので、案外この選択肢も悪くなかったのかもしれない。

 

福山から比較的すぐのところにある。鞆の浦(とものうら)。ここの常夜灯が写真チェックポイントだったのだが、日の出と相まってとても良い雰囲気を醸し出してた。街並みもレトロで、伊根の舟屋を思い出した。普通に旅行とかでまた来たい。

 

鞆の浦から福山に入り、そこからの道は行きと全く同じ道。とはいえ行きと状況が同じわけではなく、そこそこ疲労が溜まった状態なので最初の200kmの感覚とは別物だった。考えてみりゃ当たり前だけど、400km以上のライドなんて久しくしてなかったので新鮮みを感じた。あと、今回から赤クリートに変えて、クリートのポジションが悪かったからか、右足だけ異常に痛かった。

 

岡山を抜けて「兵庫県」の標示を見たとき、帰ってきた!って思って嬉しかった。この感覚がブルベだなって思って懐かしくなった。(県境からゴールまで50km弱あるが)

 

右足の激痛と格闘しながらもゴールの姫路まで到達。34:34のタイムでゴール。

去年まで出走していた静岡のブルベと違って獲得標高にやさしさを感じとれるコースではあったけど、一応目標としていた35時間切りはできたので良かったのではないかと思った。

 

4月から会社に餌付けされて体重が少し増えてチャリが遅くなって乗るのが億劫になりかけてたけど、ブルベの感覚を思い出して自転車楽しいなってなった有意義なライドだった。正直600kmはもうしばらく走りたくないが、200km300kmのブルベにふらっと出るのはありなのかもしれないなと思った。

 

 

 

台湾6日目

最終日。計画を組んだ段階からこの日が最もハードになることは分かってた。

 

ということで、いつもよりも2時間ほど早い4:30に起きて5:00に出発しようとした。念の為にタイヤの空気を入れようとしたらみるみるうちに抜けていく。バルブが死んだのかと思ってチューブを変えてみてもダメ。ということは空気入れが壊れてるということになった。幸いにも宿が駅の目の前。環島ルート上の主要スポットには空気入れや工具が置いてある。花蓮駅も例外ではなく修理キットが設置されていたので空気を入れる。パンクしたらその場で空気は入れられない心理的に厳しいスタートとなった。

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七星潭という海岸をチラッとみた後、国道の一本内側に入った道を走った。この道が本当に怖い道で2kmおきくらいで野犬に襲われる。台湾にはそこらへんに犬が沢山いるのだが、よく見ると首輪がしてあって集落単位で飼っているらしい。その為か、道端にいても吠えたり襲ってきたりすることはない。野犬もそういう犬と見た目は同じだがめっちゃ向かってくる、しかも5〜6匹の群れで。ペットが寄ってくるような寄り方じゃないから本当に怖かった。1番ヤバかったときは50cmも距離がなかった気がする。ということで基本は国道(大きな道)を走ろう。

 

どうにか野犬から逃げ切って、途中のセブンとその隣にあった朝食屋で朝ごはんを買う。朝食屋ではニラ饅とニラ餃子、セブンでは豚肉の乾燥した細かいやつが入ったパイ。

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ということで、蘇澳までの100kmを目指す。

ちなみに花蓮→蘇澳は危険が危ないので電車輪行推奨の区間。それでもやっぱり全部チャリで環島したい。そんな思いもあって他の挑戦者のブログを参考にして走ることに。あんまり通る人がいないみたいなのとそのブログに書いてあることも微妙に違うので、ちょっとだけ詳細に書く。

 

花蓮から20kmくらいは普通の道。太魯閣大橋を渡ってちょっとしてから本格的な山道になる。トンネルが2本あって、自転車はダメっぽいようなことが書いてあるけど車道を通れば通行可。そこからは25kmおきとかで川の河口付近に集落が存在するのでその度に坂を登って降りてを繰り返す。大体の集落にコンビニがあるのでそこで補給を取ればハンガーノックにはならないと思う。途中で9号線は、本線と側道に分かれたりくっついたりするが、「環島1号線」の看板はちゃんとあるのでそれに従えば間違えなさそう。側道は「9丁」みたいに漢字が後ろに一文字つく。本線と側道が分岐をしている時、本線は基本的に自動車専用道となるので自転車は基本的に側道を通る。側道の幅は静岡のR150大崩海岸の道みたいな感じ、景観もちょっと似てる(スケールはこっちのほうがデカい)。側道を通る時は交通量が少ないが、南澳〜東澳区間は共用区間なので、普通に観光バスとか砂運搬のトレーラーが通る。車線の幅は箱根(駅伝で通るところ)と同じかそれよりちょっと車幅ある位。

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地図で道のうねりを見たら分かるだろうが、登りは結構キツい。10%くらいの斜度もちゃんとある。景色は綺麗だけど、それだけで楽しく登れるかと言われると厳しそう。日によって変わるのかもしれないけど北風だったのでさらにしんどかった。

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落石が危険というのも輪行推奨の理由の一つだが、日本でも木が倒れて通れない道やガードレールが落石で破壊されてる道もあるから、それと同レベルくらいの道って感じ。そこも含めて大崩と似てると思った。細かい落石についてだが、日本の道と同じようなものだったし、側道を走行してる時に道路清掃車とすれ違ったので、ちゃんと整備されているのかなと思う。

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花蓮〜東澳新駅のサイコンのスタッツがこのくらい。約100km,1300m upといった具合。

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強い人であれば良い塩梅のコースだけど、環島コース最南端の峠がキツい人は多分心が折れるので輪行したほうがいい気がする。

 


脚を削られながらも、輪行推奨区間を抜け、宣蘭市へ。お腹が空いたので羅東というところで昼飯。名物はよく分からなかったので牛肉麺

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宣蘭に行こうか迷ったが、ホテルの門限に間に合わせるため街を掠めたところを通る道を使い、頭城へ。頭城のマックで休憩。チキンビッグマックって日本ではないメニューを食べた。普通のビッグマックに比べて食べにくいけどうまかった。

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頭城から台湾最東端へと進む。最東端に向かうちょっと手前に鉄道トンネルを自転車専用道にしたものがあり10kmほどショートカット出来たが、せっかくなので海岸線をぐるっと回った。ここまで170km、ここでやっと向かい風区間から解放された。

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自作のルートは最東端から九份に寄って台北に向かうものだったが、九份に行くには結構な峠越えをしなきゃならず、その余裕はなかったので、十分を経由して台北に向かう正規の環島ルートを走る。それでも十分まではそこそこ登り。十分老街に寄るくらいの時間はあったのだが、気付いたら橋のだいぶ下だったので登り直すのが面倒臭くなったのでパス。ここまで来たら台北まで30kmなので気持ちがどうしてもゴールに向いてしまう。十分を過ぎるとすぐに登りのピークに到達してそこから降り。台北に近いこともあり線形が悪い癖に車が多くなるので危なかった。


あとは5日ぶりの今まで回ってきた都市とは活気のレベルの違う雰囲気を感じながらゴール。

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5日前に写真を撮った環島0km地点で誰かが待ってて祝福して貰えるなんてことはなく、1人で感動を噛み締めていたがそれでも充分過ぎるくらいの達成感があった。ガイドブックに「同じだけどちょっと違う台北」って書いてあったが、一周してみるとこの感覚が納得できる。


まず、とにかく全行程で事故はなく帰って来れたこと。そして、花蓮から220kmの道のりをパンクやメカトラなしで走破出来たことに安堵した。top stone号ありがとう…

 


無事にホテルにも間に合ったので本当に良かった。

台湾5日目

台東からスタート。泊まった民宿のホステルはネコが2匹いてとても癒される場所だった。

 

まずは道沿いに幾つもある朝食屋でサンドイッチを買った。「三明治」って何のことかと思ったけど、台湾語でサンドイッチらしい。

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台東を出発したらいきなり登り、ここから今日の目的地の花蓮までは花東渓谷っていう海から一本入った谷を進むのでほぼ海を見る機会はない。

 

鹿野高台って気球を飛ばすことで有名な場所がありそうなので寄ってみる。国道から300mくらい登るので結構辛いが、のどかなところで良い眺めだったので仰向けになってしばらくボーッとしてた。

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ここからアップダウンを繰り返しながら北へと進んでいく。鹿野を少し過ぎてから両脇に田園が広がる。これは日本の植民地時代に広がったらしい。日本じゃ3月はまだ田植えもしてない時期なので新鮮だった。

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池上という街は周りが田園に囲まれているからか、米料理が名物。池上駅の目の前にお米を使った有名な弁当屋があったので補給がてら食べる。鉄道駅の前にお店がある感じからもほぼ日本の駅弁のようなクオリティだった。

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池上から40kmほど進むと玉里という大きい街にあたる。ここは玉里麺というのが名物らしいのでそれをいただく。(ミルクティーの漢字表記が分かり、注文することができるようになった)、牛肉麺は台湾全土であるが、玉里麺は豚肉にニラやパクチー?が入ってるみたい

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玉里から少し登ると2日目で通った北回帰線の東海岸バージョンがある。ガイドマップによると「2度目の北回帰線を過ぎれば全行程の2/3は終わりです」みたいなことが書いてある。

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玉里から40kmくらいには台湾で有名なアイスクリーム工場がある。月見氷ってのが人気らしいので頼んでみた。アイスに卵黄が入ってるらしい、なんか新鮮。

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アイスを食べて満足したのだが、ココナッツジュース(直)を売ってる出店があった。youtubeでひたすらこれを量産する動画を見てから飲みたかったので頼んでみた(1個100元)。ほんのり甘く、健康に良さそうな味だった。多分普通にココナッツジュースと変わらないと思う。思ってたより量はあった。

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ここからまた30kmほどで、花蓮の入り口に着く。花蓮はワンタンスープ(扁食湯)が有名みたいなので食べてみた。

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とまぁ走っては食べてを繰り返して花蓮に到着。ちょっと時間があったので松園別館へ。ここが旧日本軍の台湾指揮所だったらみたい。そういうこともあってかここは結構日本の影響が強い街らしい。

 

 

今日の宿の人は日本語が通じてびっくりと共に嬉しくなった。昨日に引き続き夕食のおすすめを聞いたら夜市をオススメされたので東大門夜市ってとこに行った。

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数年前にオープンしたばっかりの観光夜市で、通路も広くてとても整備されてる印象があった。そこでトーストとトウモロコシを食べた。トウモロコシは日本のとは違って白いらしい。

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その後、牛肉麺で有名な店に行ったら品切れだよって言われて代わりに出されたのがこれ。トマトのほうとうみたいなやつ。80元の割にボリュミーだった。

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そして締めにスイカジュース。その場でスイカを絞って出してくれる。多分だけど台湾はスイカの価値が日本に比べて低いのかめっちゃ安い。これもまあまあな量のスイカを使ってた気がするが、60元だったし。八百屋でも40元とかで売ってたし。

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そんな感じで5日目終了。明日が最終日、ホステルの門限に間に合うか心配でしかない…

 

 

 

 

 

 

台湾4日目

 

高雄のホステルからのスタート。2段ベットが大量に置いてある部屋は昨日のシングルルームと比べるとちょっと居心地が悪いけど野宿じゃないだけありがたい。寝れなかったのは他人のいびきもあるけど、自分の日焼けが布団と擦れてたせいもある。台湾の人がそこそこ暑いのになんで半袖じゃないのか不思議だったが紫外線が凄いからだ。沖縄とかの比じゃない。

 

ソールが取れた靴は昨日文具屋で買った接着剤をつけて自転車をおもりにして一晩中置いたらくっついてた。でも今度はゴアのチャックが壊れて使い物にならなくなってしまった。

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この日は和平記念日って祝日らしく、静かな朝だった。だからか朝食屋さんもあまり開いてない感じだったので、朝食なしで高雄を出る。

 

高雄の南端にある空港を越えるとこの街ともお別れになる。ここからはいくつかの街を過ぎて海沿いを永遠と走ることになる。

 

南に向かってひたすら走ると南国風の雰囲気になり、ヤシの木や果樹園があり、道端には結構な頻度で果物を売る出店が出ていた。

 

補給のため立ち寄ったコンビニの隣にあった果物屋でマンゴースムージーを頼んだ。ここのおじさんがとても積極的な人で、マップをくれたりして親切にしてくれた。あと青パパイヤのおまけももらった。果物というかズッキーニみたいな野菜っぽかった。

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このおじさんがいうには車城まで行くと最短ルート+2-3時間は見ないといけないらしい。車城より台東に早く着きたかったので最短ルートで行くことにした。

 

ここからは峠越え。台湾は中央にまあまあ高い山が連なっていて簡単には東西の移動が出来ない。南方も例外ではなく峠越えをしないと東側にはいけない。とはいえ、標高450mで越えられるのでマイルドではあるが。

 

坂に入ってから2度目のパンク。原因は多分リム打ち。

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そこからちょっと行ったところで昼飯&補給

この辺は台湾原住民が多いエリアなので原住民の食べ物が売られてたりする。ちまきと竹筒飯を食べた。ちまきは粒が小さい米で、竹筒飯はもち米だった。

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ここからそこそこ登りピークポイントに到達。サイクリストも沢山いた。

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坂を降りていくと大海原が広がっている。西側では海側ギリギリを走る機会はほぼなかったのだが、坂を下ってからは海を見ながら走った。だけど向かい風なので結構辛かったのに、海岸が崖になってるからか道もアップダウンが多かった。

 

途中、多良駅っていう台湾で1番美しい駅に寄った。雰囲気的には下灘駅みたいな感じかな。でも工事中だったのと鉄道がいつ来るかも分からないので写真だけ撮って先を急ぐ。

 

ここから30kmほど漕いで台東へ。西側の街と比べると少し寂しさを感じる。それもそのはず、高雄市の人口277万人に対して台東市は10万人しかいないのだから。

 

宿の人におすすめの飯屋を教えてもらって、米の麺のスープと鬼頭刀魚(シイラ)の揚げ物を食べた。

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食後にタピオカ的なやつ(小豆も入ってる)を飲んだ。美味しかったけど普通のタピオカミルクティーのほうが好きかな

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おそらくこの日が行程の中で最も暑い日で30℃近くあった。暑熱順化をしていないのもあってかなり体力を持っていかれた。あと台湾の日差しは強烈でインナーウェアを貫通して日焼けした。

 

 

台湾3日目

メモー写真をあとで追加で載せる

 

学甲という街の窓なしの部屋からのスタート、時間感覚分からなくて目覚めた感じが全然しない

 

まずは、台中中心部へ向かう。その途中にあったマックで朝ご飯、台湾でも朝マックがやってるのは日本と変わらないけど、ソーセージエッグマフィンにマッシュルームが入ってたのちょっと違うところ。

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台南に着いて、台南孔子廟へ。400年前くらいからある孔子を祭っているところらしく、大統領がここに名前の書いた額を飾るのが風習?だとか

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台湾の南のほうは魚料理がポピュラーらしく、これはサバとサンマと牡蠣のお粥

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これは台南の公園に展示されてるF86セイバー。これは日本でもブルーインパルスでお馴染みだった戦闘機。にしても退役した戦闘機の扱いが雑じゃないかな…

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台南から高雄までは50kmほどなので割とすぐ着く。まずはこの虎と龍の2つの塔。蓮池潭とかいうところにある寺院の一部らしい。

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高雄は鴨肉が有名らしい。ということで、鴨肉飯(ヤーローファン)と鴨湯を食べた。

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今日は距離が少ないこともありかなり時間が余ったので少し観光をした。海岸エリアには港からの荷物を運ぶコンテナステーションの跡地が再開発されて大きい公園になってた。

 

 

これは何かよく分からん建物だけどオペラハウスみたいな感じで綺麗だった。高雄流行音樂中心/音浪塔ってところ。

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コインランドリーを回している間に暇だったので、そう言えば台湾ってタピオカが有名だったなと思い近くのタピオカ屋で珍珠奶茶(タピオカミルクティー)を頼んだ。45元(200円)でこのデカさ。これなら頻繁に飲むかも

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少し休憩を挟んでから夕食がてら散歩。

世界一美しい駅に選ばれたらしい美麗島駅へ

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改札口がこんな感じになってて凄かった(小並感)

 

この駅のそばにある六合夜市へ。台北とは違って海鮮系が多かった気がするけどこれまた凄い賑わいだった。

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ここで炒飯と小籠包を食べた。結局無難なのにしてしまった…

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締めにめっちゃ有名らしいパパイヤミルクティーの店に行った。

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正直パパイヤの味がどんなのか分からないからまともに評価できないけど、スイーツとしてバランスがとても良かった。日本で出したら流行りそう。

 

今日はこんな感じの割とまったりとした日だったけど、明日から3日間の行程をこなせるかどうかが分からん

 

 

 

 

 

 

 

 

台湾2日目

メモーこの日は一眼で撮った写真が多いので帰ったら写真載せる

 

台中のカプセルホテルっぽいところで一夜を過ごし、まずは朝飯を食うとこからスタート。

今日の朝飯はこんなの

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飲み物は豆乳っぽいようなお湯のような感じのやつ。サンドイッチは普通だった。ちょっと辛味があったけど。

 

台中市を抜けるとすぐに隣の彰化市に入る。ここの街も結構でかく、新幹線の駅もあるくらい。転車台を見てみたかったが、営業時間外だったので断念して外側だけ。

 

ここから嘉義市というまあまあデカい街へ向かう。この間は特に何かがあるわけでもなく、ひたすら南進するのみ。

 

基本的に環島は国道1号線を走るのだが、日本の国道1号と同じノリである程度の間隔でそこそこ栄えてる街が存在してる。台中〜台南の区間であれば補給に気を使わなくてもどうにかなる。

 

台湾の幹線道路は原付(125cc以下)・自転車と自動車で走行レーンが区分けされてる。大体の原付は50km〜80kmくらいで左側をかっ飛んでいくのだけど、稀に30kmに満たないくらいでノロノロ走ってるのがいる。

これを抜かそうとした時に後ろから車がまあまあな勢いで側にあったスタンドに切り込んで行って自分は回避したけど、ノロノロ原付は避けるラインがなく減速、後ろから普通の勢いで来た原付が止まれず追突。たまたま運が良かっただけで巻き添えくらってたかも。

 

 

補給でソーセージの入ったおにぎりっぽいやつを食べた。中華風のタレが入ってて美味しかった。日本のファミマでも期間限定で出せば売れそう。(隣のは現地版ヤクルト)

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そんなアウトに近いハッとに遭遇しながら嘉義市に到着。阿里山から木を切ってくる際の拠点の街だった歴史があるらしく登山鉄道の駅と日本風の建造物の立ち並ぶエリアがある。とはいえ戦前の木造建築ながベースなので馴染みはあんまりない。

 

あと嘉義市はターキー丼が名物らしい。と言うことで人気のありそうな店へ。これがターキー丼

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ついでにスープも頼んだ。これ「下水湯」って言うらしいけど、モツが入ってるスープでそこそこ食えた。

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そんで嘉義市を離れてまた南進。

 

 

途中にあったのが、北回帰線(北緯23.6度)のモニュメント。夏至になると真上に太陽が来るので影なしになるらしい。

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あと、途中の公園でF-5戦闘機とM108自走砲が置いてあった。自走砲はよく分からなかったけど、F-5は基本的に西側の発展途上国にしかなくて日本ではまず見ることの出来ない戦闘機なので見ることが出来て良かった。

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エンジンは外されててインテークから吹き抜けてる

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そんなプチ観光を挟みながら本日の宿がある学甲という台南の北30kmに位置する街に到着。この街、セブンしかチェーン店らしいものは無いのだが、飯屋は沢山あるのでどうにかなる。あと街のシンボル的な寺院が綺麗だった。

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夕食は魯肉飯(ルーローファン)と麻醤麺(マージャーメン)とサービスのスープ。これで45元(約200円)

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物価はコンビニの感覚だとそんなに日本と大差ないのに…

 

そういえば宿の部屋は窓がなかった(多分人生初)

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明日は台湾第二の都市、高雄まで。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

台湾1日目

6:30に起きて準備して、松山駅前にある環島(台湾一周スタート地点)へ。

土曜日だからかライドイベントで沢山の人と自転車が置いてあった。邪魔にならないようにサッと写真を撮って出発。7:30くらい。

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まずは台北を抜けなきゃいけないのだが、信号が多すぎてなかなか進まない。あと原付の勢いがだいぶ良いのも日本と比べると数が10倍くらいいるので怖い。

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途中どっかで朝飯を食べたかった。朝食屋があるらしいけど、言語的なハードルを感じてコンビニへ、折角なのでサンドイッチはあまり日本で見ない鶏肉っぽいやつを買った。いなりはサンドイッチが口に合わなかった時の保険。結果結構美味しかったので一安心、なんか辛かったけど。

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環島のルート上には看板があってその看板通りに進めば台湾一周できるのだが、その看板の設置頻度が思ってたより少なく、入り組んでいる台北市街ではめちゃくちゃ迷った。

 

軽めの峠を一個越えてお隣の桃園市へ。昨日来た空港があるところ。MRT(地下鉄)だと40分掛からないくらいで台北まで着いたけど50kmくらいあるらしい。昨日空港から台北まで自走しなくて良かった。

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大渓の古い街並みと橋(このクオリティで歩行者専用橋)

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とまぁサクッと一通り見て出発。ここも出店が多かったが、なにも食べず後にした。

 

途中のコンビニで、お昼ご飯&補給をする。流石に食の開拓をしていかなきゃ行けないと思い。よく分からない丼ものを買った。鶏肉といろいろ入ったご飯って感じ、ちょっと脂味があった。グレープみたいなのはまんまグレープジュースだった。

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そこそこな峠というか丘を越えて新竹市へ。半導体の街ということで結構栄えてた。f:id:taku1041:20230225220009j:image

 

せっかくなので今話題のTSMCに行ってみた。

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もちろんTSMCも大きいのだけど、他の半導体産業の会社(MediaTekとか)もここら辺に集中してた。こういう工業団地みたいなのは丘にありがちらしい(後述)

 

ちょっと坂を降りたら、清華大学があった。幅広い半導体の学問が学べそう(小並感)。名前は聞いたことあるなと思ってたら台湾No.2の大学だとか

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新竹市を後にしてずっと南下。台中へ。

台湾には快速道路(Express Way)がある。多分高速道路だと思う。で、一部区間には原付と自転車の専用走行レーンがある。

しかもこの日は信号待ちで体がよろけそうになるくらいの追い風。30-40kmくらいはあまり体力を使わずに結構なペースで進めた。

「このまま行けば余裕を持って台中に到着出来る…!」と思ったのも束の間。パンクである。調べたら2cmくらいの針がタイヤに刺さってた。原因特定と修理に30分くらい時間がかかり、マージンがなくなる。

途中、通りかかったサイクリストが声を掛けてくれた。これに限った話ではないのだけど、見てくれはアジア人なので最初はガンガン中国語で話しかけられる。この方も例に漏れずそうだったのだが、「I'm Japanese」と言うと「大丈夫?」と言ってくれた。ここに来てから初めて日本語のコミュニケーションでとても安心&感動だった。

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せっかく台湾に来たのでGiantの本社に寄ってみる。工業団地の一角にあるのだが、さっきのTSMCと同様に丘にある。しかもこっちは標高250mくらいの。なんやかんやで脚が終わってるのでここの登りはかなり来た。

隣に博物館があって余裕があれば見たかったけど17:00閉館だったので間に合わず(台北から190kmあってこの閉館時間はキツい)。

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そしてお向かいには…ここにもTSMC。なんか「台湾」って感じの場所だった。ちなみに手前のレーンが原付と自転車の専用レーン。

 

すぐ近くのGiantショップでチューブを買ったのだが、2つで630元(多分3000円くらい)。昨日台北で買ったチューブが150元だったことを考えるとちょっと高め。

 

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ここから台中中心部までは10kmちょっと。丘を下って橋を渡るとビル群が見える。200kmの道のりで初めて見るビル群にちょっと感動。

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あとはゴチャゴチャした街中を走って宿へ。ここは台湾で最も運転が荒いみたいで、距離感がまず近い。途中事故現場も見かけて、やっぱり事故の頻度が高そうな気がして気を付けなきゃと思った。

 

宿に着いてから待ちに待った晩飯。あまりにもお腹が空いてたので地図にあったいい感じの台湾料理の店に入った。3品で220ドル。高いのか安いのか分からんけど美味しかった。お腹空きすぎてセットが揃うまで待ってる余裕が無かったので

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台北もゴチャゴチャしてるけど台中の方がアジア感強めな気がした。台北の方が綺麗な感じ。

 

 

今日は追い風があったからどうにかなったけど明日以降どうなるかが不安しかない。